MillenVPN(ミレンVPN)は、日本企業のアズポケットが運営するVPN(仮想プライベートネットワーク)サービスで、使いやすさや月額費用の安さで人気を集めています。
VPNというとNordVPNやExpressVPN、Surfsharkなど海外企業のVPNサービスも人気がありますが、「できれば日本の法令遵守した日本企業のサービスがいい!」といった方におすすめです。
今回は、MillenVPNの特徴や評判、および実際に使用して感じた感想やメリット・デメリットを解説します。
他社含めたVPN比較について
本記事では、MillenVPNを中心にご紹介していますが、他社含めたおすすめのVPNを「【個人向けVPNおすすめ4選】海外&国内VPNサービス徹底比較」に記載しています。VPNサービスを比較検討したい方はあわせてご参照ください。
Millen VPNの特徴や評判
MillenVPNの特徴・料金
サービス名 | MillenVPN(ミレンVPN) 公式サイトはこちら おすすめ度: |
---|---|
料金 | 【サブスクリプションタイプ】 2年契約:月額396円〜 (次回更新時:月額950円) 1年契約:月額594円〜 (次回更新時:月額950円) 【ワンタイムタイプ】 7日:638円 15日:1,078円 30日:1,738円 |
特徴 |
|
サーバーリージョン | 世界約50カ国(72箇所) |
サーバー台数 | 1300台以上 |
同時接続 | 最大10台 |
VPN方式 |
【MillenVPN】WireGuard、IKEv2、OPENVPN ※一般利用向け 【(無料OP)MillenVPN Native】IKEv2、OpenConnect ※中国などインターネット規制が厳しい国に強い |
対応OS/アプリ | Windows, Mac, Android, iOS, Fireタブレット, FireTV |
サポート | サポート営業日:平日10:00〜18:00 メール(日本語対応) |
運営会社 | アズポケット株式会社 |
2024年9月時点の税込み価格の表記です。
MillenVPNは、レンタルサーバーmixhost(ミックスホスト)で有名なアズポケット株式会社が運営するVPNサービスです。
日本企業のVPNサービスの中では1年・2年の長期契約サブスクリプションの月額費用が非常に安価で、世界約50カ国(72箇所)・合計1300台以上のサーバーが利用できます。
関連【mixhostの評判は?】料金・おすすめプランやデメリット
MillenVPNの主なプランとおすすめプラン
MillenVPNのプランは1つのみです。その中でも大きくサブスクリプションタイプ(2年契約・1年契約)と、ワンタイムタイプ(7日・15日・30日)タイプに分かれています。
プラン名 | サブスクリプションプラン | ワンタイムプラン | |||
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プラン名 | 2年契約 | 1年契約 | 30日 | 15日 | 7日 |
料金 | 月額396円 ※通常950円 |
月額594円 ※通常950円 |
30日1,738円 | 15日1,078円 | 7日638円 |
返金保証 | 30日返金保証あり | なし |
※2024年5月11日時点の税込定価表示。 ※2年、1年プランの価格は割引価格です。更新時より通常価格となります。
MillenVPNで30日返金保証があるのはサブスクリプションタイプ(1年または2年)です。支払いを済ませたのちに満足できない場合に指定期間内で返金処理が可能です。
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ワンタイムプランは返金保証がないため、数日間だけ使うといった場合でも返金保証を利用すればサブスクリプションタイプの方がお得です。
MillenVPNでは、お客様が安心してサービスをお申し込みいただけるよう、返金保証制度を設けております。
もし弊社のサービスにご満足いただけなかった場合でも、利用開始日の翌日から30日以内(日本時間)のご解約であればご利用料金を返金いたします。
なお、「どうしても先に支払いをしたくない!」という方は、セカイVPNなどの先に無料お試しができるVPNサービスを探すと良いでしょう。
MillenVPNの評判・口コミ
MillenVPNの評判としては、「パソコンが苦手な自分でもサクッと導入できた」といった声が多いです。
- パソコンが苦手な自分でもサクッと導入できた
- 海外のVPNは不安なので日本の企業なので安心して導入した
- VPN利用時でもネットがさくさく動いた
- 長期契約だと月額料金が比較的安価なので良かった
一方よくない評判としては下記の通り。
- (海外在住の方が)日本のVPNサーバー経由で動画(VOD)などを閲覧しようした際に目的の動画が見られなかった
MillenVPNに限らず、VPNを使った動画視聴は保証されているわけではなく、動画配信サービス側の仕様変更などにより時期によっても「見られた」「見られない」といったように状況がまちまちで変わっていることに注意しましょう。
日本語対応していて使いやすい
海外のVPNアプリを使うのは少し不安だったので、こちらを利用してみました。日本の会社が運営しているので分かりやすくて安心感があります笑
5つのデバイスで使えるようなので、MacBookとiPhoneで一緒につかってます。ただ、他のVPNサービスよりも少し値段が高いのが難点です😖😖あみぐら 2021/04/02
Millen VPN - 評価とレビュー | App Storeプレビュー
プライム接続不可
豪州在住、1ヶ月契約して早速日本サーバーに接続しましたがVPNでのプライム接続不可と標準されました。1年、3年契約以外は返金不可。
近頃プライムで非対応になってしまったのかは不明ですが、私の設定に不備があったのか分からないですが、期待していただけにショック大です…毎日お肉食べたいメーン 2021/05/30
Millen VPN - 評価とレビュー | App Storeプレビュー
過去の体験談
以前、海外の有名VPNを利用した際に日本のVPNサーバーに接続しているのに海外判定されてアクセスできないケースが過去ありました。
(具体的にはWordPressの管理画面へのアクセスがサーバー側で海外アクセスと判定されて拒否された例です。)
MillenVPNに繋ぎかえてアクセスすると日本からのアクセスと判定されてうまく改善したので、海外からVPNを経由して日本にアクセスというケースであればやはり日本企業のVPNが心強い印象です。
MillenVPN利用時の当サイトによるVOD接続検証結果
以下は当サイトでいくつかの各サービスにVPN接続した状態で利用可能か検証した結果です。
サイトにアクセスできるか(正常に表示されるか)、ログインできるか、動画を再生できるかを確認しました。
検証内容 |
Windows OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、MillenVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Mac OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、MillenVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
iPhone(※)
各VODアプリに接続、MillenVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Android(※)
各VODアプリに接続、MillenVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
---|---|---|---|---|
Netflix | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
U-NEXT | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
AbemaTV | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
DMMTV |
◯(※)
MillenVPNではWebページアクセスエラー(このサービスはお住まいの地域からはご利用になれません。と表示される)。MillenVPN Native(IKEv2/OpenConnect)利用時はアクセス・ログイン・視聴可能 |
◯(※)
MillenVPNではWebページアクセスエラー(このサービスはお住まいの地域からはご利用になれません。と表示される)。MillenVPN Native(IKEv2/OpenConnect)利用時はアクセス・ログイン・視聴可能 |
◯(※)
MillenVPNでログイン可能だが動画再生時にエラー。MillenVPN Native(IKEv2、OpenConnect)利用時はアクセス・ログイン・動画再生ともに可能 |
◯(※)
MillenVPNでログイン可能だが動画再生時にエラー。MillenVPN Native(IKEv2、OpenConnect)利用時はアクセス・ログイン・動画再生ともに可能 |
Hulu | ◯ | ◯ |
◯(※)
MillenVPNではログインエラー。MillenVPN Native(IKEv2、OpenConnect)利用時はアクセス・ログイン・動画再生ともに可能 |
◯(※)
MillenVPNではログインエラー。MillenVPN Native(IKEv2、OpenConnect)利用時はアクセス・ログイン・動画再生ともに可能 |
Amazon Prime Video | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
※2024年9月時点で検証。日本で契約したVODに対して、日本設置のVPNサーバーに接続後に各VODにログインして任意の動画を一つ閲覧できるかを確認。
当サイトでもMillenVPNで代表的なVOD接続を試した結果、基本的に視聴可能でしたがいくつかのVODはMillenVPN Nativeに繋ぎ変えたりなど若干工夫が必要でした。
海外系VPNの場合VODアクセス時またはログイン・動画再生時にエラーが起きていずれかのVODは利用不可であることが多かったので、海外から日本の動画コンテンツにアクセスしたい場合に利用したい方にMillenVPNはおすすめです。
MillenVPNと他社VPNの比較
MillenVPNと他社との比較は下記の通り。規模でいうと海外有名サーバーがリードしているものの、日本ではダントツ一位の対応カ国数とサーバー台数です。
公式サイト | MillenVPN 公式サイト |
NordVPN 公式サイト |
Surfshark 公式サイト |
ExpressVPN 公式サイト |
スイカVPN 公式サイト |
セカイVPN公式サイト | Private Internet Access VPN 公式サイト | CyberGhost 公式サイト |
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企業情報 | アズポケット株式会社(日本) | nordvpn s.a.(パナマ) | Surfshark B.V.(オランダ) | Express VPN International Ltd(イギリス領ヴァージン諸島) | 株式会社MAJ Tech(日本) | 株式会社インターリンク | Kape Technologies(イギリス) | Kape Technologies(イギリス) |
サーバーリージョン | 約60カ国 | 111カ国 | 100カ国 | 105カ国 | 25カ国 | 10カ国 | 91カ国 | 100カ国 |
サーバー台数 | 1300台以上 | 6400台以上 | 3200台以上 | 3000台以上 | 約50台 | 記載なし | 記載なし | 11,500台以上 |
月額料金(2年契約) | 396円 | 550円 | 338円〜 | ー | 878円 | ー | 270円 | 320円 |
月額料金(1年契約) | 594円 | 880円 | 526円〜 | 8.32$(米$請求) | 938円 | ー | ー | 1,000円 |
月額料金(1ヶ月契約) | 1,738円 | 2,321円 | 2,539円〜 | 12.95$(米$請求) | 1097円 | 1,100円 | 1,480円 | 1,790円 |
同時接続台数 | 10台 | 10台 | 無制限 | 最大8台 |
最大50台※
1サーバーに同時接続できるデバイスは1〜3台など条件あり |
3台 | 無制限 | 7台 |
ログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | 記載なし | 記載なし | ノーログポリシー | ノーログポリシー |
キルスイッチ機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | ◯ |
サポート時間 | 平日10:00〜18:00 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 | 平日10:00〜18:00 | 記載なし | 24時間365日 | 24時間365日 |
サポート手段 | メール(日本語) | メール(日本語対応可)、ライブチャット(英語) | メール(英語)、ライブチャット(英語) | メール(日本語対応可)、ライブチャット(日本語対応可) | メール(日本語) | メール(日本語) | メール(英語)、ライブチャット(英語) | メール(英語)、ライブチャット(英語) |
返金保証・お試し | 返金保証(30日間) | 返金保証(30日間) | 返金保証(30日間) | 返金保証(30日間) | 返金保証(30日間) | 無料体験(2ヶ月) | 返金保証(30日間) | 1ヵ月プラン:14日間 6ヵ月プラン:45日間 2年(+2ヵ月)プラン:45日間 |
(※)2024年8月時点の税込み価格。(※)次回更新以降は通常価格。為替レートやキャンペーンなどにより価格は上下します。
MillenVPNはこんな人におすすめ
MillenVPNは下記のような人におすすめです。
- 日本の企業のVPNサービスを利用したいIT初心者
- 海外から日本の動画コンテンツ視聴や日本の各サービスを利用したい方
- 英語が苦手な方・できる限り日本語が良い方
- 海外出張や海外駐在で安全にインターネットにアクセスしたい方
- スマホ・PCなど複数の端末でVPNを利用したい方
おすすめプランは、30日返金保証がある1年または2年プランです。
ワンタイムプランは返金保証がないため、初回数日間使う場合でも、サブスクリプションタイプの方がお得です。
なお、サブスクリプションタイプの場合は、初回契約期間が終わった後に月額費用が上がりますが、一旦アカウント解約して再度申し込めば安価に利用し続けることができます。
MillenVPNを使ってみて感じた注意点・デメリット
MillenVPNを使ってみて感じた注意点を紹介します。
■MillenVPNを使ってみたデメリット
- 対応デバイスが海外VPNに比べて少ない
- 3〜6ヶ月の中期契約プランがない
- サポート時間は平日10〜18時に限られる
日本のVPNサービスの中では最も規模が大きい(サーバー約1300台)一方、海外の大手VPN(サーバー5,000台以上)と比べるとやはり規模では見劣りします。
対応デバイスが海外VPNに比べて少ない
一つ目のデメリットは対応デバイス・アプリが海外VPNに比べて少ない点です。
NordVPNなどのグローバルに展開しているVPNサービスであればWindows、Macやiphone、Androidの他にもLinux、SmartTV系、その他ブラウザ拡張機能の提供など、いろいろなデバイスに対応しているところも多いです。
MillenVPNが現在対応済みと表記しているのはWindows、Macやiphone、Android、Amazonデバイス版で、海外系VPNに比べると少し対応が少ないです。
アプリがなくてもVPN構成を追加すれば設定は可能なことがほとんどですが、PCやスマホ以外のデバイスでも簡単にVPN接続したい場合は、NordVPNなど他のVPNサービスが良いでしょう。
3〜6ヶ月の中期契約プランがない
二つ目のデメリットは、長期契約は安いものの、3〜6ヶ月程度の中期契約プランがない点が挙げられます。
VPNは動画プラットフォーム側の仕様変更や、国の情勢変化などにより今まで利用できていたサービス・やり方が利用できなくなるリスクがあります。
たとえば、途中からVPN経由で日本の動画コンテンツを閲覧できなくなったといった声もネット上にありました。
せっかく2年で長期契約を結んでも、途中で目的の使い方ができなくなったしまうと、残りの分の費用が無駄になってしまいます。
情勢の変化のリスクを考慮して6ヶ月契約や3ヶ月契約など中期契約期間を利用したい場合は、スイカVPNなど中期契約プランがあるサービスが良いでしょう。
関連【スイカVPNの評判は?】使った感想やデメリットと設定手順
サポート時間は平日10〜18時に限られる
三つ目のデメリットはサポート営業日は、平日10:00〜18:00に限られる点です。
NordVPNなどの海外のVPNサービスの場合、24時間・265日対応しているところも多いですが、MillenVPNは土日祝日や平日営業時間外の時間はサポートは行っていません。(問い合わせ自体はいつでも可能)。
海外で日本時間と差がある場合、営業時間外で問い合わせに時間がかかるように思うかもしれません。
また、夏季休業や冬季休業も行われているため、お盆や年末年始のプライベート時間が確保できる時に契約してみたもののつまづいてしまった・・・といった場合にすぐにサポート対応の返事が来ない可能性があります。
サポート対象外
下記はサポートに応じる事のできない場合の例示となります。・サービス全般
営業時間外のサポート(サポート営業日:平日10:00〜18:00/土日祝、※夏季冬季休業)
出張サポート
当社にご来社いただいてのサポート
電話でのサポート
日本語以外の言語によるサポート
サポートを行う上で当社が過分の費用負担を要する場合
MillenVPNを使って良かった感想・メリット
MillenVPNを使って良かった感想としては、動画視聴サービス対応表があるのでわかりやすい、通信速度が速い、日本企業なので安心感がある・使いやすいといった点です。
■MillenVPNを使ってみたメリット
- 動画視聴サービス対応表があるのでわかりやすい
- 通信速度がそこそこ早い
- 日本企業が運営しているので安心感・使いやすい
- 7日・15日の短期契約があるので旅行・出張に便利
- インターネット制限のある中国でも利用できるよう力を入れている
動画視聴サービス対応表があるのでわかりやすい
一つ目は、動画視聴サービス対応表があるのでわかりやすいという点です。
Millen VPN公式サイトが対応表を作ってくれているので目的の動画サービスが対応しているか一目でわかるので非常に便利です。
通信速度は(体感的に)そこそこ早い
二つ目は、通信速度は(体感的に)そこそこ早い点です。
一般的にVPN接続時は、VPN非利用時と比較して遅いと言われています。
実際に測定するとやはり若干の速度の違いはありますが体感的にはそれほど違いはなく、さくさく動いている印象です。
※Wifi環境利用時・VPNサーバーは日本(東京)を選択・その他MillenVPN設定はデフォルトの環境で測定
ただし、接続サーバーにも依存しており、遠い拠点のサーバーやネットワーク環境の乏しい環境のサーバーに接続した場合は遅くなる傾向があるため注意しましょう。
日本企業が運営しているので安心感・使いやすい
三つ目は、日本企業が運営しているので安心感・使いやすいという点です。
世界的には、パナマに本拠地があるNordVPNや、イギリス領にあるヴァージニア諸島に本拠地があるExpressVPNなどが有名ですが、日本人からするといまいち実態が掴みにくいのが現状です。
これらのVPNサービスはシェアやマーケットも多いので安心かと思いますが、日本の法令遵守をしている企業の方が身近で安心できる、という人にとってはMillenVPNの方が感覚的にも安心感があるでしょう。
サポートや公式サイトのマニュアルなども全て自然な日本語で作られているため、使いやすいというメリットもあります。
7日・15日の短期契約があるので旅行・出張に便利
7日・15日および30日の短期契約があるので旅行・出張に便利という点です。
多くのVPNサービスは最低期間が1ヶ月以上であることが多いですが、MillenVPNはワンタイムプランとして短期契約プランがあります。
このワンタイムプランは、自動更新がないので更新取り消し忘れで、無駄に課金されるということもないので、短期間で利用したい時に安心です。
インターネット制限のある中国でも利用できるよう力を入れている
MillenVPNはインターネット制限のある中国でも利用できるよう力を入れています。
MillenVPN契約時に無料で利用できるオプション「MillenVPN Native」「MillenVPN Nativ OpenConnect」を利用すると規制の厳しい中国でも基本的に制限を受けずにインターネットアクセスできるため、中国出張や旅行などの際に便利です。
2日前から中国でのVPN規制が強化されており、多くのVPNが利用不可能になっているようです。
この度、MillenVPNでは、急遽規制されていないOpenConnectに対応いたしました。
MillenVPNユーザー様であれば無料で利用できますので、ぜひご利用ください!— MillenVPN(ミレンVPN)安心と信頼の国産VPN (@millenvpn) October 4, 2022
ただし、実際には、中国の情勢・規制の変化によって、インターネットアクセスできたという人もいれば、アクセスできなかった・不安定だったという人もいます。(MillenVPNに限った話ではありませんが)VPNといえども正常にアクセスできる保証はないことに注意です。
しかし、中国の状況に応じて、下記メールのように丁寧なフォローがMillenVPNからあります。
中国のインターネット制限事情とVPNのリスク
中国ではグレートファイヤーウォールといったインターネットアクセス制限が国策レベルでされているため、YouTubeやFacebookなどの主なSNSも閲覧できないように規制や検閲がかかっています。
MillenVPNは基本的には中国でも利用可能なように尽力されいますが、正常にアクセスできる保証はないことに注意です。
特に、ある時期は大丈夫でも、ある時期(共産党の記念日など)はNGなど、時期によって特に規制が厳しくなったりもするようです。
中国のインターネット環境についてはSurfShark社のコラム「あなたは2024年の中国でVPNを使用することができますか?」で非常にわかりやすく解説されています。
なお、中国を含む一部の国では政府が認めたインターネット回線以外の利用は法律的に禁止されています(VPNも対象)。
個人レベルでの使用であればリスクは低いものの、VPNの使用自体にリスクがあるため注意しましょう。
中国のインターネット検閲システムをVPN(仮想プライベートネットワーク)で違法に「壁越え」をしたなどとして、河北省承徳市の公安当局が、同市在住のプログラマーの男性に対し約3年間の所得105万元(約2100万円)の没収を命じる処分を言い渡し、中国内で物議を醸している。
中国のプログラマー、違法「壁越え」で処罰 重すぎる没収額に物議より引用
MillenVPNの始め方・使い方
さいごに、MillenVPNの始め方・使い方をご紹介します。
MillenVPNを契約・アカウントを作成する
まずMillenVPN(ミレンVPN)にアクセスします。
MillenVPNお申し込みはこちらを選択します。
サブスクプランとワンタイムプラン(7・15・30日)のどちらかを選択します。ここでは、例としてサブスクプランを選択します。
MillenVPN契約期間とユーザー名を入力します。サブスクリプション(1年または2年)は30日間返金保証対象です。
確認して次へ進みます。
支払い情報を入力して完了をクリック
支払いが完了。マイページに移動します。
■MillenVPNマイページ
Windows PCでMillenVPNに接続する方法
ここでは、Windows OS(本例ではWindows11)でMillenVPNに接続する方法をご紹介します。
MillenVPNのマイページからWindowsのアプリをダウンロードします。
ダウンロードされたMillenVPN Installerをダブルクリックしてインストールします。
利用規約にチェックを入れてインストールボタンをクリックします。
インストール完了後に閉じるボタンをクリックします。
MillenVPNアプリのログイン画面が表示されるのでアプリのログインユーザー情報を入力してログインボタンをクリックします。
サーバー選択画面に移動します。
国名を入力して該当の拠点のVPNサーバーを見つけてクリックします。
初回利用時はTAPデバイスがインストールされていません。と表示される場合があります。はいをクリックします。
インストールするをクリックします。
正常にインストールされたらOKボタンをクリックします。
通常の画面に戻るので、ここではJapan Tokyoをクリックします。
VPN接続が完了しました。
起動・終了時の設定や接続設定などは左の設定アイコンから設定できます。
MacOSでMillenVPNに接続する方法
つぎに、MacOSでMillenVPNに接続する方法をご紹介します。
まずはPC版アプリをダウンロードします。(ここではMacを選択した例で説明します)
ダウンロードしたアプリを起動します。
ユーザー名とパスワードを入力。パスワードは次のメールに記載のパスワードを参照のこと
MillenVPNにようこそというメールを開きます。
ユーザー名とパスワードが記載されているので、先ほどのアプリのログイン画面で入力してください。
MillenVPNアプリ起動されます。接続先を選択します。
任意の接続先を選択しましょう。
警告が出たら許可を選択してください。
接続先選択後、接続ボタンをクリックします。以上でVPNの接続は完了です。
MillenVPN接続状態。切断をクリックするとVPN接続を切断できます。
なお、Mac OSでは暗号化プロトコルなどの設定はできない点に注意。
iPhoneでMillenVPNに接続する方法
iPhoneではApp Store、AndroidではGoogle Playでダウンロードできます。
ここでは、iPhoneでMillenVPNに接続する方法をご紹介します。
App StoreよりMillenVPNを検索してインストールします。
MillenVPNをタップして開きます。
マイページまたはメールに記載のアプリ用ログインユーザー名とパスワードを入力してログインします。
基本的にiOSの場合、Mac OSと同じ操作でVPN接続・解除設定ができます。
選択した接続先:XXXをタップ(クリック)します。
国または都市、または右上の検索アイコンからVPNサーバーを選択可能です。
以下は検索で日本のVPNサーバーを選択する場合の例です。
初回はVPN構成の追加を求められることがあるので、許可を押します。
接続が完了しました。
AndroidでMillenVPNに接続する方法
AndroidでMillenVPNに接続する方法を説明します。
Google Play ストアでMillenVPNを検索してインストールします。
MillenVPNを選択して起動します
VPNアプリ接続用のユーザー名とパスワードを入力してログインします。
接続先をクリックしてサーバーを選択します。
検索窓から探したい国・拠点のVPNサーバーを選択できます。
ここではjapan(日本)で検索します。都市をクリックすると拠点を選択できます。
ここではTokyoを選択します。
「接続」をタップします。
「接続」をタップします。
初回は接続リクエストの確認画面が表示されるので「OK」をタップします。
VPN接続が完了しました。以上で完了です。VPN接続注は上部バーに鍵マークが表示されます。
※設定タブではVPNの起動設定やVPNプロトコル設定ができます。
中国でMillenVPN Native(OpenConnect)で接続する方法
MillenVPNでは中国をはじめインターネット規制の強い国からでも接続するように、無料オプションでMillenVPN Native (OpenConnect)を用意しています。
MillenVPNとMillenVPN Native、OpenConnectの大まかな違いは下記の通り。
MillenVPN | MillenVPN Native OpenConnect | MillenVPN Native | |
---|---|---|---|
暗号化方式 | WireGuard、IKEv2、OPENVPN | OpenConnect | IKEv2 |
特徴 | セキュリティ対策、海外から動画視聴、各国のサーバー接続など一般利用 | 中国などインターネット規制の厳しい国から日本サーバーに接続したい人向け | MillenVPNアプリを利用したくない人、固定IPで利用したい方向け |
接続できるVPNサーバー | 72ヶ所、1,300台以上 | 主に日本のVPNサーバー | 主に日本のVPNサーバー 固定IP対応サーバーあり |
利用方式 | アプリを利用 【Windows / MacOS / iPhone / Android】MillenVPN |
アプリを利用 【Windows / MacOS】OpenConnect-GUI 【iPhone】Cisco Secure Client 【Android】OpenConnect |
アプリなし OSのネットワーク設定でVPN構成を追加する方式 |
参考MillenVPNとMillenVPN Native | MillenVPN
MillenVPN Native OpenConnectの接続情報
MillenVPN Native OpenConnectの接続情報は、マイページのMillenVPN Native(無料オプション)から確認できます。
MillenVPNマイページ>サービスからMillenVPN Native(無料オプション)を選択します。
MillenVPN Native(無料オプション)のサービスページが開きます。
MillenVPN Native接続用アカウントが確認できます。デバイスの設定時に日打つようになるのでメモしておきましょう。
MillenVPN Native OpenConnect用サーバーおよび、MillenVPN Native用サーバーが記載されていますデバイスの設定時に利用します。
iPhoneでMillenVPN Native OpenConnectで接続する場合
iPhoneでMillenVPN Native OpenConnectで接続する場合、Cisco Secure Clientというアプリをインストールして利用します。
参考iOS 15 (iPhone) でMillenVPN Native OpenConnectを使う方法
App StoreでCisco Secure Clientをインストールします。
Cisco Secure Clientを起動します。
Settingで全てのチェックを外します。
HOMEでConnectionsをタップします。
VPN接続の追加をクリックします。
説明:わかりやすい任意の名前を入れます。サーバーアドレスはMillenVPNのマイページにあるOpenConnect用のPNサーバーアドレスを入力します。
VPN構成の追加を求められたら許可を選択します。
戻ります。
HOMEでAny Connect VPNをタップします。
MillenVPN Native接続用のユーザー名を入力します。
MillenVPN Native接続用のパスワードを入力します。
接続を待ちます。
接続が完了しました
環境やタイミングによってクライアントの保護と表示されて接続できない場合があります。しばらく待ってから再度接続をトライしてみてください。
VPNのメリット・主な利用シーン
ここからは、一般的なVPNのメリット・主な利用シーンについてご紹介します。
VPNは、Virtual Private Network:仮想プライベート空間といい、インターネット上での通信も盗聴や改ざんされないよう暗号化された通信を実現できます。
公衆のFree WiFiなどを利用する場合、通信が暗号化されていないものも多く、仕事用途を始め、ネットショッピングや何か会員サイトへのログインを行う行為はデータの盗聴のリスクが潜んでいます。
VPNの主な利用シーンは下記の通り。
- 海外旅行・海外滞在中に日本のコンテンツにアクセスしたい時
- 海外からのアクセスに対して制限のあるコンテンツを日本経由で利用したい場合
- 日本で制限がかかっている動画を海外経由で視聴したい場合
- 公衆Wi-Fi利用時
- 海外のSEO(検索結果)を確かめたい場合
海外からのアクセスに対して制限のあるコンテンツを日本経由で利用したい場合
海外旅行・海外滞在中に日本のコンテンツにアクセスしたい時にもVPNがよく利用されます。
海外から日本のコンテンツにアクセスする場合、セキュリティやポリシー上の理由で閲覧・使用制限がかかっているサービスも多いです。
たとえば、海外出張や旅行中に日本で契約したAbemaTVやDaznを海外wifiを利用して見ようとしても下記のようなエラーが起きます。日本以外のエリアからアクセスするとエラーが起きて閲覧できません。
■AbemaTV 海外からのアクセスエラー
■Daznのエラー
このほかにも、海外のwifiや回線経由で日本のWebアプリなどにログインしようとすると、海外アクセス制限セキュリティなどでブロックされることが多々あります。
■海外からのWordPress管理画面アクセス制限(エックスサーバーの場合)
こういった際に海外にいるときでも、VPNを利用して日本のサーバーを経由してアクセスすると無事アクセスできる場合が多いです。
日本からのアクセスで制限がかかっているコンテンツに海外経由で利用したい時
日本からのアクセスで制限がかかっているコンテンツに海外経由で利用したい時にもよくVPNが利用されます。
例えばNetflixなどで日本からでは閲覧できない動画でも、VPNを経由して海外拠点のサーバーからアクセスすることで視聴制限のかかっている動画を閲覧できることがよくあります。
ただし、このやり方は試聴が正規に保証されているやり方ではなく、動画プラットフォーム上からVPN経由でのアクセスでエラーを起こすように対策されている場合もあります。
時期によっても視聴できるかどうかはわからない点があるので注意しましょう。
公衆WiFi利用時(セキュリティの確保)
公衆WiFi利用時などで盗聴・情報漏洩が不安で安全に通信したい時はVPNの利用が強く推奨されます。
公衆WiFiは暗号化されていないものも多く、個人情報や機密情報が流出するリスクが潜んでいます。
VPNを利用するとインターネットでやりとりするデータが暗号化されるため、公衆wifi利用時でもセキュアにインターネットをすることができます。
海外のSEO(検索結果)を確かめたい場合
海外のSEO(検索結果)を確かめたい場合にVPNを利用するととても便利です。
海外向けに英語サイトを使った場合、日本で検索するよりも実際にアメリカやイギリス、シンガポールなど、現地のエリアのサーバーを利用して検索した方がより正確な結果がわかります。
以下は、「hosting server」というキーワードで接続エリア日本およびアメリカのそれぞれで検索した例です。
同じ「hosting server」というキーワードで検索しても日本で検索すると日本語の日本サイトが含まれています。一方、アメリカから検索すると日本サイトは一切なく実際の海外現地での検索結果が表示されていることがわかります。
関連海外サーバーのメリットとおすすめ海外有名レンタルサーバー
まとめ
まとめです。今回は、MillenVPNの特徴や評判、および使用して感じた感想やメリット・デメリットを解説しました。
MillenVPNは、世界50カ国・1,300台以上のサーバーを展開する日本のVPNサービスで、使いやすさや価格の安さで人気があります。
VPNというとNordVPNやExpressVPN、Surfsharkなど海外企業のVPNサービスも人気がありますが、「できれば日本の法令遵守した日本企業のサービスがいい!」といった方におすすめです。
なお、どんなVPSが人気なのか気になる方は「【個人向けVPNおすすめ4選】海外&国内VPNサービス徹底比較」をご参照ください。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
他社含めたVPN比較について