スイカVPNは、日本のVPNサービスで、1ヶ月や3ヶ月程度の短期間の利用であれば他社より月額料金を抑えて利用できます。
NordVPNなどの大手と違って規模は大きくありませんが、中国からの接続に力を入れており、サポートも完全日本語対応なので、VPN選びの時の選択肢の一つになります。
今回はスイカVPNの評判や料金プラン、実際に使って感じたメリット・デメリットを解説します。
本記事は2024年8月時点で確認・更新した情報です。
スイカVPNの評判と特徴
スイカVPNの特徴と料金プラン
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | スイカVPN 公式サイト |
料金 | 1ヶ月プラン:1,097円 3ヶ月プラン:1,048円 6ヶ月プラン:988円 1年プラン:938円 2年プラン:878円 ※月額換算料金。スイカVPNでは消費税がかかりません。 |
サーバーリージョン | 25カ国 |
サーバー台数 | 50台 |
同時接続 | 最大50台(同一サーバーへの同時接続は1〜3台など諸条件あり) |
VPN方式 | PPTP / L2TP / IKEv2 / Shadowsocks / OpenConnect |
ログ監視ポリシー | 記載なし |
対応OS・アプリ | Windows / MacOS / iOS / Android ※iOS、Androidはアプリ用意あり。Windows、MacOSはネットワーク手動設定必要 |
サポート | 平日:10:00 ~ 18:00 (日本時間) |
運営会社 | 株式会社MAJ Tech |
※2024年8月確認時点の情報です。
スイカVPNは、株式会社MAJ Techが運営している国産VPNサービスです。
海外の有名VPNと比べると知名度は低いものの、日本語での設定マニュアルが充実しており、日本語のメールサポートが受けられるのが特徴です。
スイカVPNの支払い方法はクレジットカードのみとなっています。
スイカVPNの主なプランとおすすめプラン
スイカVPNの個人向けプランでは、契約期間別に5つのプランが用意されています。
プラン名 | 月額換算料金 |
---|---|
1ヶ月プラン | 1,097円 |
3ヶ月プラン | 1,048円 |
6ヶ月プラン | 988円 |
1年プラン | 938円 |
2年プラン | 878円 |
スイカVPNの他社にはない特徴として、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月と中短期の契約が可能な点が挙げられます。
契約期間が長くなるほど割引が適用されるプラン構成になっていますが、他社が提供する1年以上のプランと比べると、割引額はやや少なめといった印象です。
なお、スイカVPNでは、30日間の無料キャンセル期間が設けられています。ただし、AppleのApp Storeにて決済頂いた分は返金対応していないので注意しましょう。
スイカVPNと他社VPNの比較
スイカVPNと他社VPNの比較表は以下の通りです。
サーバーリージョンや台数を比較すると、国内外の有名なVPNと比べて控えめですが、1ヶ月の短期契約で利用する場合の月額料金は約半分です。
公式サイト | MillenVPN 公式サイト |
NordVPN 公式サイト |
Surfshark 公式サイト |
ExpressVPN 公式サイト |
スイカVPN 公式サイト |
セカイVPN公式サイト | Private Internet Access VPN 公式サイト | CyberGhost 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
企業情報 | アズポケット株式会社(日本) | nordvpn s.a.(パナマ) | Surfshark B.V.(オランダ) | Express VPN International Ltd(イギリス領ヴァージン諸島) | 株式会社MAJ Tech(日本) | 株式会社インターリンク | Kape Technologies(イギリス) | Kape Technologies(イギリス) |
サーバーリージョン | 約60カ国 | 111カ国 | 100カ国 | 105カ国 | 25カ国 | 10カ国 | 91カ国 | 100カ国 |
サーバー台数 | 1300台以上 | 6400台以上 | 3200台以上 | 3000台以上 | 約50台 | 記載なし | 記載なし | 11,500台以上 |
月額料金(2年契約) | 396円 | 550円 | 338円〜 | ー | 878円 | ー | 270円 | 320円 |
月額料金(1年契約) | 594円 | 880円 | 526円〜 | 8.32$(米$請求) | 938円 | ー | ー | 1,000円 |
月額料金(1ヶ月契約) | 1,738円 | 2,321円 | 2,539円〜 | 12.95$(米$請求) | 1097円 | 1,100円 | 1,480円 | 1,790円 |
同時接続台数 | 10台 | 10台 | 無制限 | 最大8台 |
最大50台※
1サーバーに同時接続できるデバイスは1〜3台など条件あり |
3台 | 無制限 | 7台 |
ログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | ノーログポリシー | 記載なし | 記載なし | ノーログポリシー | ノーログポリシー |
キルスイッチ機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | ◯ |
サポート時間 | 平日10:00〜18:00 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 | 平日10:00〜18:00 | 記載なし | 24時間365日 | 24時間365日 |
サポート手段 | メール(日本語) | メール(日本語対応可)、ライブチャット(英語) | メール(英語)、ライブチャット(英語) | メール(日本語対応可)、ライブチャット(日本語対応可) | メール(日本語) | メール(日本語) | メール(英語)、ライブチャット(英語) | メール(英語)、ライブチャット(英語) |
返金保証・お試し | 返金保証(30日間) | 返金保証(30日間) | 返金保証(30日間) | 返金保証(30日間) | 返金保証(30日間) | 無料体験(2ヶ月) | 返金保証(30日間) | 1ヵ月プラン:14日間 6ヵ月プラン:45日間 2年(+2ヵ月)プラン:45日間 |
(※)2024年8月時点の税込み価格。(※)次回更新以降は通常価格。為替レートやキャンペーンなどにより価格は上下します。
なお、ホームページ上には最大50台同時接続と記載がありますが、無条件で50台接続でない点に注意。
IKEv2、OpenConnect | PPTP/L2TP | |
---|---|---|
1契約あたりのデバイスの同時接続 | 1サーバー同時接続3台まで | 1サーバー同時接続1台まで |
IKEv2、OpenConnect方式のサーバーは、1サーバーに付き3台までの同時接続など条件があります。
同時接続
IKEv2、OpenConnect方式のサーバーは、1サーバーに付き3台のデバイスから同時接続が出来ます。例)パソコンでVPN接続したまま同じアカウントを使ってスマホでも接続しようとしている等。
接続できない方 | スイカVPNより引用
また、L2TPで試したところこちらも同時接続できなかったのでサポートに仕様を確認してみましたが、PPTP/L2TPに関しては1サーバーに付き同時接続は1台までとのことでした。
実際に同時接続を検証してみたところ
実際にWEBST8でもスマホ1台やPC4台の合計5台を使って同時接続を試しました。
接続先サーバーやプロトコルを変更することで最大5台同時接続を確認できましたが、同じサーバーや同じプロトコル(L2TP)で接続しようとすると、VPNサーバーに接続できなかったり、VPNサーバーに接続できてもインターネット接続できなかったりと、いった形で同一サーバー同時接続はできませんでした。
スイカVPNの評判・口コミ
スイカVPNの評判・口コミで特に多いのが、「中国でも問題なく使える」といった声です。
時期や利用環境によって必ず接続できる保証はありませんが、公式マニュアルに記載されている方法に従うことで「ほぼ接続できる」とされており、中国での接続にも自信を持っていることがうかがえます。
Q 中国からは必ず接続できますか?
A 当サイト記載の回避方法を実践すれば、ほぼ接続できますが、100%接続できる保証はありません。又、ある時は接続できて、ある時は接続できないなど、中国特有のインフラ整備の不具合が原因のケースもあります。
また、「日本のサービスへの接続が安定している」といった声も見受けられました。
NordVPNやExpressVPNなどの海外系VPNサービスでは、ブロックがかかるような日本の動画配信サービスも視聴できたという方もいるようです。
一方、良くない評判としては、「料金が少し高い」といった声が見受けられました。
1ヶ月〜6ヶ月の契約期間で利用する場合は、他社より安く利用できますが、1年以上の契約期間だと割引率の高いNordVPN、Surfsharkの方が月額料金が安くなります。
そのため、長期契約で利用した場合は、料金がやや高いと感じられるかもしれません。
スイカVPNはこんな人におすすめ
スイカVPNは下記のような方におすすめです。
- 6ヶ月以内の中短期でVPNを利用したい方
- 海外から日本のサーバーにVPN接続して日本のサービスを使いたい方
- 日本語サポートが受けられる国産VPNが良い方
- 中国から日本に接続して各Webサイトやサービスに接続したい方
日本のサービスなだけあって、海外から(日本のVPNサーバーを経由して)日本に接続する場合は安定している印象です。
一方、海外のVPNサーバーを使って海外のサービスにアクセスしたい場合は、サーバー数・拠点数が少ないので、世界的に有名なNordVPNや、日本のMillenVPNの方が良いかもしれません。
また、注意点としてPC(Mac/Windows)用の専用アプリがないため、若干接続の手間を感じました。PCからの接続を簡単に実施したい場合もアプリのある日本のMillenVPNを検討しても良いかもしれません。
スイカVPNを使ってみて感じた注意点・デメリット
スイカVPNを使ってみて感じた注意点・デメリットは以下の通りです。
- パソコンではデスクトップ版アプリがなく接続が手間
- 海外のサーバーリージョン・台数が少ない
- スマホアプリでは接続サーバーに制限がある
- サポート受付は日本時間で平日10〜18時に限られる
- キルスイッチ機能が付いていない
パソコンではデスクトップ版アプリがない
1つ目は、パソコンではデスクトップ版アプリがないという点です。
MillenVPNやNordVPNなどの多くのVPNサービスではデスクトップ版アプリが用意されており、アプリインストール後はボタンをクリックするだけで簡単にVPNの接続・切断、サーバーリージョンの切り替えができます。
■NordVPNのアプリの場合
一方、スイカVPNではデスクトップ版アプリがなく、ネットワーク設定から自分で初期設定を済ませなければなりません。
■Windows スイカVPNのセッティング画面の一例
日本語マニュアルのおかげで設定自体は簡単にできますが、接続方式やサーバーリージョンを変えたくなった場合に毎回ネットワーク設定を行わなければならず、少し手間に感じました。
海外のサーバーリージョン・台数が少ない
2つ目は、接続できるサーバーリージョンが少ないという点です。
海外から日本のサーバーにアクセスする場合は特に問題を感じませんが、日本から海外のサイト・サービスにアクセスしたい方であれば、接続できるサーバーリージョン・台数は多ければ多い方が良いです。
スイカVPNでは世界25カ国、50台のサーバーが利用できますが、他社と比べると、この数はかなり少なめです。
海外サイト・サービスにアクセスするのが目的の方は、より多くのサーバーリージョン・台数のあるVPNサービスを利用すると良いでしょう。
スマホアプリでは接続サーバーに制限がある
3つ目は、スマホアプリでは接続サーバーに制限があるという点です。
iPhone、Android共にスイカVPNのアプリが用意されていますが、2024年8月時点で接続できるのは日本拠点の数台のサーバーに限定されていました。
アプリを使わずにネットワーク設定からVPN設定を追加すれば他のサーバーにも接続は可能ですが、簡単な方のアプリで接続できるサーバーに制限がある点がデメリットです。
サポート受付は日本時間で平日10〜18時に限られる
4つ目のデメリットはサポート受付は日本時間で平日10〜18時に限られる点です。
NordVPNなどの海外のVPNサービスの場合、24時間・265日対応しているところも多いですが、スイカVPNは土日祝日や平日営業時間外の時間はサポートは行っていません。
海外在住で日本の営業時間が現地の深夜帯といった場合には不便さを感じるでしょう。
■営業時間外でのサポートへの問い合わせ結果
キルスイッチ機能が付いていない
5つ目は、キルスイッチ機能が付いていないという点です。
キルスイッチ機能とは、VPN接続が切断された場合に、インターネット接続を強制終了する機能です。
これにより、VPNが切断された際に、インターネット接続が保護されていない状態で継続することを防ぎ、セキュリティリスクを回避できます。
高いセキュリティを求めるユーザーにとっては、キルスイッチ機能が無い点はデメリットと言えるでしょう。
スイカVPNを使った感想とメリット
スイカVPNを実際に使ってみた感想としては、日本語マニュアルのおかげでセットアップの方法も分かりやすく、接続時のネット速度に関しても、アップロード・ダウンロードともに速度は落ちているものの、YouTubeの4K動画を問題なく視聴できました。
VPN接続なし(左)とVPN接続あり(右)
スイカVPNを実際に使って感じた満足点・メリットは以下の通りです。
- 短期間での利用ができる
- 日本のサービスに強く日本語の設定マニュアルも充実している
- 動画視聴サービス対応表があるので分かりやすい
- 中国からの接続実績も豊富
1〜6ヶ月の中短期間での利用がしやすい
1つ目は、1〜6ヶ月の中短期間での利用がしやすいという点です。
多くのVPNサービスは1年単位での契約を求められることが多いですが、例えば数週間から数ヶ月だけ諸事情で海外に行き、その間に日本の動画視聴サービスなどにアクセスしたいと考えている方にとっては、短期間の利用に対して1年契約を結ぶのは無駄に感じるかもしれません。
スイカVPNでは、こうした方でも1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の契約が可能なため、お金の無駄なくVPNサービスを活用できます。
日本のサービスに強く日本語の設定マニュアルも充実している
2つ目は、日本のサービスに強く日本語の設定マニュアルも充実しているという点です。
スイカVPNでは、ご利用端末とVPNプロトコル毎に設定マニュアルが用意されています。
設定マニュアルは、操作画面のスクリーンショット付きで解説されており、動画解説版もあるため、こちらを見ることで迷うことなく初期設定ができると思います。
海外VPNの場合は世界を対象にしている都合上、日本の細かい事情や不具合は若干サポート・アナウンスが荒い印象がありますが、スイカVPNは日本向けのアナウンス・サポートがきめ細かいのもメリットです。
動画視聴サービス対応表があるので分かりやすい
3つ目は、動画視聴サービス対応表があるので分かりやすいという点です。
スイカVPNに限らず、VPNサービスを使うメリットの1つに、ジオブロック(特定地域以外のIPアドレスからのアクセス制限)がかかっているサービスでもVPNを介することでアクセスできるという点が挙げられます。
しかし、サービスによっては、サービスAにはアクセスできてもBにはアクセスできないといったことがあり、公式から対応状況が発表されていないことも多いため、契約後に自分の利用したい動画視聴サービスで使えないことに気づくことも少なくありません。
一方、スイカVPNでは、主要な動画視聴サービスへの対応状況が一覧表として提供されているため、自分が利用したいサービスがVPNを通してアクセス可能かどうかを事前に確認できます。
時期や利用環境によって必ずしも閲覧できるとは限りません(どのVPNにも言えますが保証はない点に注意)が、公式が自信を持って対応状況を発信してくれているのは、心強いと言えるでしょう。
中国からの接続実績も豊富
4つ目は、中国からの接続実績も豊富だという点です。
ネット上の評判や口コミ、公式サイトの記載を見る限り、中国での接続に高い実績と自信があるVPNという印象を受けました。
実際スイカVPNについては、「ちゃんと使えた」「中国ならスイカVPNがおすすめ」といった声が多く見受けられ、中国へ行かれる予定であれば心強いでしょう。
中国のインターネット制限事情とVPNのリスク
中国ではグレートファイヤーウォールといったインターネットアクセス制限が国策レベルでされているため、YouTubeやFacebookなどの主なSNSも閲覧できないように規制や検閲がかかっています。
スイカVPNは基本的には中国でも利用可能なように尽力されいますが、正常にアクセスできる保証はないことに注意です。
特に、ある時期は大丈夫でも、ある時期(共産党の記念日など)はNGなど、時期によって特に規制が厳しくなったりもするようです。
中国のインターネット環境についてはSurfShark社のコラム「あなたは2024年の中国でVPNを使用することができますか?」で非常にわかりやすく解説されています。
なお、中国を含む一部の国では政府が認めたインターネット回線以外の利用は法律的に禁止されています(VPNも対象)。
個人レベルでの使用であればリスクは低いものの、VPNの使用自体にリスクがあるため注意しましょう。
中国のインターネット検閲システムをVPN(仮想プライベートネットワーク)で違法に「壁越え」をしたなどとして、河北省承徳市の公安当局が、同市在住のプログラマーの男性に対し約3年間の所得105万元(約2100万円)の没収を命じる処分を言い渡し、中国内で物議を醸している。
中国のプログラマー、違法「壁越え」で処罰 重すぎる没収額に物議より引用
スイカVPNの始め方
ここでは、スイカVPNの始め方の一例をご紹介します。
スイカVPNを契約する
まずスイカVPNに接続します。
今すぐお試し>30日間無料キャンセルをクリックします。
メールアドレスを入力します。利用規約に同意にチェックを入れて、送信ボタンをクリックします。
受信メールに記載されている認証コードをコピーします。
認証コードを貼り付けて、認証ボタンをクリックします。
会員登録情報を入力して、送信ボタンをクリックします。
内容を確認して送信ボタンをクリックします
クレジット決済へボタンをクリックします。
クレジットカード情報を入力して決済するボタンをクリックします。
手続きの完了画面が表示されます。メールを確認しましょう。
【スイカVPN】お申し込み有難う御座いますという件名のメールの下部にマイページへのログイン情報が記載されていますので、ログインIDとパスワードを控えてログインURLをクリックします。
メールアドレスと、メールに記載されているパスワードを入力してログインボタンをクリックします。
マイページが開きます。接続アカウント情報(接続サーバー情報)をクリックします。
各VPNサーバーへの接続アカウントとパスワードをメモします。※スマホアプリへのログインにも利用します。
なお、スクロールすると各サーバーのアドレスが表示されています。
各デバイス(Windows / Mac / iPhone / Android)への接続方法はマイページで「設定方法」を開くとマニュアルを閲覧できます。
各デバイスごとの接続間手順を確認できます。
継続利用や(30日以内の)返金希望の場合
継続利用の有無や(30日以内の)返金希望をしたい場合、ご契約情報(アカウント・プラン・支払い履歴)ページで返金や継続の有無を設定できます。
iPhone(スマホアプリ)でスイカVPNに接続する方法
ここでは、iPhone(スマホアプリ)でスイカVPNに接続する方法をご紹介します。
AppStoreからスイカVPNをインストールします。
アプリを開き、最終ページまでスワイプします。
スタートをタップ(クリック)します。
マイページに記載されている接続アカウント名とパスワードを入力してログインします。※マイページへのログイン情報(メールアドレスとパスワードとは違うので注意)
ここでは、通知を送信しますか?で許可をクリックします。
ロケーション(接続先)をタップ(クリック)します。
接続サーバーをタップ(クリック)します。
ここでは日本サーバー(一般ユーザー)をタップします。
VPN接続が完了しました。スイカアイコンをクリックすれば接続終了します。
なお、アプリで接続できるサーバーは限られているため、L2TP対応サーバーなどの他のVPNサーバー接続するにはiphoneのネットワーク設定からVPN構成を追加する必要があります。
詳しくはスイカVPNのマイページ>設定方法かからご確認ください。
Android(スマホアプリ)でスイカVPNに接続する方法
ここでは、Android(スマホアプリ)でスイカVPNに接続する方法をご紹介します。
Google PlayストアでスイカVPNをインストールします。
スイカVPNを起動します。
最終ページまでスワイプします。
スタートをタップ(クリック)します。
マイページまたはメールに記載されている接続アカウント名とパスワードを入力してログインします。
ロケーション(接続先)をタップします。
接続先サーバーでここでは日本サーバー(一般ユーザー)をクリックします。
初回接続時は接続リクエストの確認画面が表示されるのでOKボタンをクリックします。
接続完了しました。スイカアイコンをタップすれば接続終了します。VPN接続注は上部バーに鍵マークが表示されています。
なお、アプリで接続できるサーバーは限られているため、L2TP対応サーバーなどの他のVPNサーバー接続するにはAndroidのネットワーク設定からVPN構成を追加する必要があります。
詳しくはスイカVPNのマイページ>設定方法かからご確認ください。
Mac OSでスイカVPN接続(IKEv2)する方法
次にMac OSでスイカVPNを接続する方法(ここではIKEv2対応サーバーに接続する例)をご紹介します。
(OSバージョンはSonoma バージョン14.6.1の画面です。)
Mac システム設定をクリックします。
VPN>VPN構成を追加をクリックします。
IKEv2を選択します。
IKEv2のサーバーと接続ユーザー名を追加して作成ボタンをクリックします。
追加したVPN設定に対してチェックを入れて有効化します。
VPN接続が完了していることを確認して完了です。
WindowsでスイカVPN(IKEv2)接続する方法
最後に、WindowsでスイカVPN(IKEv2)接続する方法をご紹介します。
※Windows11 Home Editionの画面です。
Windowsアイコンを右クリックしてネットワーク接続を選択して、ネットワーク設定を開きます。
ネットワークとインターネット>VPNをクリックします。
「VPNを追加」ボタンをクリックします
VPN接続を追加画面が表示されます。
IKEv2の接続設定を入力して保存ボタンを押下します。
- 接続名はわかりやすいようにここでは「SUIKA VPN IKEv2」とします(なんでもOK)。
- VPNの種類:IKEv2を選択します。
- サーバー名またはアドレス:IKEv2対応のVPNサーバーアドレスを入力します。
- サインイン情報の種類:ユーザー名とパスワードを選択します。
- ユーザー名:マイページに記載の接続ユーザー名を入力します。
- パスワード:マイページに記載の接続パスワードを入力します。
VPN接続設定が追加されました。このまま接続して接続できるか確認してみてもOKです。※接続できない場合は以降の設定を確認してみてください。
ネットワーク設定状況の確認と設定
ここまでの手順でうまくいかない場合は以降の設定状況を確認してみてください。
詳細オプションをクリックします。
その他のVPNプロパティを編集します。
セキュリティタブを開き、データの暗号化(暗号化は省略可能)、拡張認証プロトコルを使う(Microsoft:セキュリティーで保護されたパスワード(EAP-MSCHAP v2))が選択されていることを確認します。
ネットワークタブを開き、インターネットプロトコルバージョン4をダブルクリックします。
詳細設定ボタンをクリックします。
リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使うにチェックが入っていることを確認します。
続けてインターネットプロトコルバージョン6も同様にダブルクリックして確認します。
詳細設定ボタンをクリックします。
リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使うにチェックが入っていることを確認してOKボタンをクリックします。
最後に接続ボタンをクリックしてVPN接続できるか確認してみましょう。
接続済みになれば完了です。
スイカVPNの解約・返金方法
スイカVPNの解約・返金方法は簡単です。※返金処理した時点でサービス終了しますのでご注意ください。
ご契約情報>変更/詳細/支払いをクリックします。
アカウント情報が表示されます。ページ下部の支払い履歴>返金するボタンをクリックします。※契約期間後の自動更新を停止する場合は継続利用をOFFにします。
キャンセル理由を選択して確認画面に進みます。
返金するボタンをクリックします。なお返金するとその時点でサービス終了になりますのでご注意ください。
※再度支払い情報を確認するとキャンセルになっていることが確認できます。
クレジットカードの返金手続きのメールも来ますので確認しておきましょう。
VPNのメリット・主な利用シーン
ここからは、一般的なVPNのメリット・主な利用シーンについてご紹介します。
VPNは、Virtual Private Network:仮想プライベート空間といい、インターネット上での通信も盗聴や改ざんされないよう暗号化された通信を実現できます。
公衆のFree WiFiなどを利用する場合、通信が暗号化されていないものも多く、仕事用途を始め、ネットショッピングや何か会員サイトへのログインを行う行為はデータの盗聴のリスクが潜んでいます。
VPNの主な利用シーンは下記の通り。
- 公衆Wi-Fi利用時
- 日本からのアクセスで制限がかかっているコンテンツに海外経由で利用したい時
- 海外からのアクセスで制限がかかっているコンテンツを日本経由で利用したい場合
- 海外のSEO(検索結果)を確かめたい場合
公衆WiFi利用時(セキュリティの確保)
公衆WiFi利用時などで盗聴・情報漏洩が不安で安全に通信したい時はVPNの利用が強く推奨されます。
公衆WiFiは暗号化されていないものも多く、個人情報や機密情報が流出するリスクが潜んでいます。
VPNを利用するとインターネットでやりとりするデータが暗号化されるため、公衆wifi利用時でもセキュアにインターネットをすることができます。
海外からのアクセスで制限がかかっているコンテンツを日本経由で利用したい場合
海外旅行・海外滞在中に日本のコンテンツにアクセスしたい時にもVPNがよく利用されます。
海外から日本のコンテンツにアクセスする場合、セキュリティやポリシー上の理由で閲覧・使用制限がかかっているサービスも多いです。
たとえば、海外出張や旅行中に日本で契約したAbemaTVやDaznを海外wifiを利用して見ようとしても下記のようなエラーが起きます。日本以外のエリアからアクセスするとエラーが起きて閲覧できません。
■AbemaTV 海外からのアクセスエラー
■Daznのエラー
このほかにも、海外のwifiや回線経由で日本のWebアプリなどにログインしようとすると、海外アクセス制限セキュリティなどでブロックされることが多々あります。
■海外からのWordPress管理画面アクセス制限(エックスサーバーの場合)
こういった際に海外にいるときでも、VPNを利用して日本のサーバーを経由してアクセスすると無事アクセスできる場合が多いです。
日本からのアクセスで制限がかかっているコンテンツに海外経由で利用したい時
日本からのアクセスで制限がかかっているコンテンツに海外経由で利用したい時にもよくVPNが利用されます。
例えばNetflixなどで日本からでは閲覧できない動画でも、VPNを経由して海外拠点のサーバーからアクセスすることで視聴制限のかかっている動画を閲覧できることがよくあります。
ただし、このやり方は試聴が正規に保証されているやり方ではなく、動画プラットフォーム上からVPN経由でのアクセスでエラーを起こすように対策されている場合もあります。
時期によっても視聴できるかどうかはわからない点があるので注意しましょう。
海外のSEO(検索結果)を確かめたい場合
海外のSEO(検索結果)を確かめたい場合にVPNを利用するととても便利です。
海外向けに英語サイトを使った場合、日本で検索するよりも実際にアメリカやイギリス、シンガポールなど、現地のエリアのサーバーを利用して検索した方がより正確な結果がわかります。
以下は、「hosting server」というキーワードで接続エリア日本およびアメリカのそれぞれで検索した例です。
同じ「hosting server」というキーワードで検索しても日本で検索すると日本語の日本サイトが含まれています。一方、アメリカから検索すると日本サイトは一切なく実際の海外現地での検索結果が表示されていることがわかります。
関連海外サーバーのメリットとおすすめ海外有名レンタルサーバー
まとめ
今回は国産VPNサービスである、スイカVPNの評判やメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
NordVPNなどの大手と違って規模は大きくありませんが、中国からの接続に力を入れており、サポートも完全日本語対応なので、VPN選びの時の選択肢の一つです。
特に1ヶ月〜6ヶ月の中短期利用や、海外から日本のサービスへの利用を主想定している場合におすすめです。
今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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