ExpressVPN は、世界105カ国・3,000台以上のサーバーを展開する大手VPNサービスです。
パソコンやスマホのほか、様々なデバイスに対応しており、最近日本でも利用者が増えてきており、特に6ヶ月くらいの中期契約を考えている方におすすめです。
今回は、ExpressVPNの料金体系や評判、および実際に使用して感じた感想やメリット・デメリットを解説します。
他社含めたVPN比較について
本記事では、ExpressVPNを中心にご紹介していますが、他社含めたおすすめのVPNを「【VPNおすすめ3選】海外&国内の有料VPNサービス徹底比較」に記載しています。VPNサービスを比較検討したい方はあわせてご参照ください。
ExpressVPNの料金体系や評判
おすすめ度: |
|
料金 | 2年契約:月額4.99$ 1年契約:月額6.67$ 1ヶ月契約:月額12.95$ |
---|---|
特徴 |
|
サーバーリージョン | 105か国 |
サーバー台数 | 3000台以上 |
同時接続 | 最大8台(6カ月、1年契約の場合) |
VPN方式 | OpenVPN、IKEv2 |
対応OS・アプリ | Windows、Mac OS、Linux、Android、iOS、Linux、ルーター版、Chrome、Firefox、Edge、Brave、Fire TV、Apple TV、サムスンスマートテレビ、スマートテレビ、Playstation、Xbox、Nintendo Switch |
サポート | 24時間365日対応 メール、ライブチャットサポート(日本語対応可) |
運営会社 | Express VPN International Ltd(イギリス領ヴァージン諸島) |
2025年1月3日時点の価格(消費税非課税)。キャンペーンなどにより価格は上下する場合があります。
ExpressVPNは、Express VPN International Ltdが運営するVPN(仮想プライベートネットワーク)サービスです。
本社は、欧州のデータ保持法がなくイギリスとは異なる法的管轄権のイギリス領ヴァージン諸島に拠点が置かれています。
ExpressVPNの主なプラン
ExpressVPNのプランは下記の通りで米ドル請求になります。2年契約の場合キャンペーンで+数ヶ月間無料期間など実施していることが多く、長期ほど割安になっています。
![ExpressVPNのプラン](https://webst8.co.jp/vpn/wp-content/uploads/2024/07/expressvpn-plans.png)
ExpressVPNのプラン
契約期間 | 2年間 | 1年間 | 1ヶ月 |
---|---|---|---|
料金 | 4.99$ | 6.67$ | 12.95$ |
同時接続制限 | 8台 | 8台 | 8台 |
返金保証 | 30日返金保証あり |
2025年1月3日時点の価格(消費税非課税)。キャンペーンなどにより価格は上下する場合があります。
ExpressVPNのVPNサーバー設置国
ExpressVPNのVPN設置国は下記の通り。アメリカや日本、イギリスなど大都市を持つ国では複数拠点にサーバーが用意されています。
ExpressVPNと他社VPNの比較
ExpressVPNと他社の比較は下記の通り。
VPN接続スピードとVPNアプリの使いやすさに定評があり、世界で105カ国の場所に合計3000台以上のサーバーが利用できる世界的に有名なVPNの一つです。
ExpressVPNの評判・口コミ
ExpressVPNの良い評判としては、接続スピードが速い、使いやすいといった声が目立ちました。
- アプリがシンプルで使いやすい
- サーバーが置かれている国が90カ国以上の多いのが良い
- VPN接続してもスピードが速かった
一方よくない声としては価格が他社よりも高いや、思っていたより通信速度が不安定だったとの声もありました。
- 価格が少し高い
- 思っていたより接続が不安定だった
- 中国から接続できなかった
ExpressVPNに限らず、VPNを使った動画視聴や中国からの接続は保証されているわけではなく、時期によっても「見られた」「見られない」といったように状況がまちまちで変わっていることに注意しましょう。
ExpressVPNに対する海外の口コミ
ExpressVPNは世界で有名なVPNなので外国の利用者も多いです。
多くの意見としては「スピードや安定性は信頼できる」「価格が他社よりもやや高いのがマイナス点」といった論調が多くありました。
ExpressVPN利用時の当サイトでVOD接続検証結果
以下は当サイトでいくつかの各サービスにVPN接続した状態で利用可能か検証した結果です。
サイトにアクセスできるか(正常に表示されるか)、ログインできるか、動画を再生できるかを確認しました。
検証内容 |
Windows OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、ExpressVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Mac OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、ExpressVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
iPhone(※)
各VODアプリに接続、ExpressVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Android(※)
各VODアプリに接続、ExpressVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
---|---|---|---|---|
Netflix | ◯ |
◯※
ログイン・動画再生は問題なくできたが、下記のメッセージが何回か表示された。「問題が発生しました。VPNまたはプロキシを使用しているようです。それらのサービスをオフにしてもう一度お試しください。詳しくはこちらをご覧ください: netflix.com/proxy」と表示された |
◯ | ◯ |
U-NEXT | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
AbemaTV | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
DMMTV |
×※
このサービスはお住まいの地域からはご利用になれません。と表示された。 |
×※
このサービスはお住まいの地域からはご利用になれません。と表示された。 |
×※
お住まいの地域では DMM TVを視聴できません」と表示された。 |
×※
お住まいの地域では DMM TVを視聴できません」と表示された。 |
Hulu |
×※
ログインはできるが動画再生時に下記メッセージが表示されて再生できない。「エラー エラーが発生しました。誠に恐れ入りますが、しばらくしてから再度アクセスをお試しください。コード:Unknown」 |
×※
ログインはできるが動画再生時に下記メッセージが表示されて再生できない。「エラー エラーが発生しました。誠に恐れ入りますが、しばらくしてから再度アクセスをお試しください。コード:Unknown」 |
×※
動画再生時に下記メッセージでエラー。「再生中にエラーが発生しました。もう一度再生をお試しいただくか再度ダウンロードし直してください |
×※
動画再生時にくるくるとローディングが終わらずに固まって再生できない |
Amazon Prime Video | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
※2025年1月時点で検証。背景緑色は前回検証時NGで今回はOKだった箇所。背景オレンジ色は前回検証時OKで今回はNGだった箇所。白色は前回と同じ。
日本で契約したVODに対して、日本設置のVPNサーバーに接続後に各VODにログインして任意の動画を一つ閲覧できるかを確認。接続不可の場合は3回程度サーバー変更して繋ぎ変えて試行
検証した環境・タイミングでは、(IPアドレス判定ツールでは日本に判定されましたが)ChromeのWebブラウザの地域判定でなぜかオーストラリア判定され、VODの接続も微妙な結果でした・・
他社VPNのVOD接続の検証結果
なお、他社のVOD接続の検証結果は下記の通り。基本的にNetflixやU-NEXT、Amazon Prime VideoはどのVPNを利用しても大体安定して視聴できました。一方、DMM TVやHuluなどはVOD接続でエラーが発生しやすい傾向にありました。
検証内容 |
Windows OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、MillenVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Mac OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、MillenVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
iPhone(※)
各VODアプリに接続、MillenVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Android(※)
各VODアプリに接続、MillenVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
---|---|---|---|---|
Netflix | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
U-NEXT | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
AbemaTV | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
DMMTV |
◯(※)
MillenVPNではWebページアクセスエラー(このサービスはお住まいの地域からはご利用になれません。と表示される)。MillenVPN Native(IKEv2)で接続するとログイン・視聴可能 |
◯(※)
MillenVPNではWebページアクセスエラー(このサービスはお住まいの地域からはご利用になれません。と表示される)。MillenVPN Native(IKEv2)で接続するとログイン・視聴可能 |
◯(※)
通常のMillenVPNアプリ利用時は動画再生時にエラーで再生できない。(お住まいの地域からはご利用になれません。とメッセージ)。Millen VPN Native(IKEv2)利用時は再生できた。 |
◯(※)
通常のMillenVPNアプリ利用時は動画再生時にエラーで再生できない。(お住まいの地域からはご利用になれません。とメッセージ)。Millen VPN Native(IKEv2)利用時は再生できた。 |
Hulu | ◯ | ◯ |
◯(※)
通常のMillenVPNアプリ利用時はログインエラー。Millen VPN Native(IKEv2)利用時はログイン・動画再生できた |
◯(※)
通常のMillenVPNアプリ利用時はログインエラー。Millen VPN Native(IKEv2)利用時はログイン・動画再生できた |
Amazon Prime Video | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
※2024年12月時点で検証。背景緑色は前回検証時NGで今回はOKだった箇所。背景オレンジ色は前回検証時OKで今回はNGだった箇所。白色は前回と同じ。
日本で契約したVODに対して、日本設置のVPNサーバーに接続後に各VODにログインして任意の動画を一つ閲覧できるかを確認。接続不可の場合は3回程度サーバー変更して繋ぎ変えて試行
検証内容 |
Windows OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、NordVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Mac OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、NordVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
iPhone(※)
各VODアプリに接続、NordVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Android(※)
各VODアプリに接続、NordVPNアプリの接続プロトコル自動で検証 |
---|---|---|---|---|
Netflix | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
U-NEXT | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
AbemaTV | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
DMMTV |
×(※)
ログインはできたが動画再生時にエラー発生。動画再生で再生エラー発生(DIG-SHAKA-1001) |
×(※)
ログインはできたが動画再生時にエラー発生。動画再生で再生エラー発生(DIG-SHAKA-1001) |
×(※)
ログインはできたが動画再生時にエラー発生。動画再生時に「再生エラー発生しました」と表示されて再生できない |
×(※)
ログインはできたが動画再生時にエラー発生。動画再生時に「エラーが発生しました。何度も発生する場合は設定>お問い合わせからお問い合わせください」と表示されて再生できない |
Hulu |
×(※)
ログインはできたが動画再生時にエラー発生。「エラーが発生しました。...コード:Unknown」と表示された |
×(※)
ログインはできたが動画再生時にエラー発生。「エラーが発生しました。...コード:Unknown」と表示された |
×(※)
VPN接続状態でログイン不可。(VPNなしで)一旦ログインしてからVPN接続すると動画再生でエラーが起きる。 |
×(※)
VPN接続状態でログイン不可。(VPNなしで)一旦ログインしてからVPN接続すると動画再生でエラーが起きる |
Amazon Prime Video | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
※2024年12月時点で検証。背景緑色は前回検証時NGで今回はOKだった箇所。背景オレンジ色は前回検証時OKで今回はNGだった箇所。白色は前回と同じ。
日本で契約したVODに対して、日本設置のVPNサーバーに接続後に各VODにログインして任意の動画を一つ閲覧できるかを確認。接続不可の場合は3回程度サーバー変更して繋ぎ変えて試行
検証内容 |
Windows OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、Surfsharkアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Mac OS(※)
利用ブラウザ:Chromeで接続、Surfsharkアプリの接続プロトコル自動で検証 |
iPhone(※)
各VODアプリに接続、Surfsharkアプリの接続プロトコル自動で検証 |
Android(※)
各VODアプリに接続、Surfsharkアプリの接続プロトコル自動で検証 |
---|---|---|---|---|
Netflix | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
U-NEXT | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
AbemaTV | ◯ | ◯ | ◯ |
△(※)
動画再生時に固まったような動きになることが多かった。何回か試行すると再生できたケースもあった。 |
DMMTV | ◯ | ◯ | ◯ |
×(※)
動画再生時に「エラーが発生しました。何度も発生する場合は設定>お問い合わせからお問い合わせください」と表示されて再生できない。 |
Hulu |
×(※)
ログインはできたが動画再生時にエラー発生。「エラーが発生しました。...コード:Unknown」と表示された。 |
×(※)
ログインはできたが動画再生時にエラー発生。「エラーが発生しました。...コード:Unknown」と表示された。 |
×(※)
ログインはできたが、動画再生が不可(「再生中にエラーが発生しました」と表示された) |
×(※)
ログインはできたが、動画再生が不可。ロードが繰り返されて固まったようになった。 |
Amazon Prime Video | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
※2024年12月時点で検証。背景緑色は前回検証時NGで今回はOKだった箇所。背景オレンジ色は前回検証時OKで今回はNGだった箇所。白色は前回と同じ。
日本で契約したVODに対して、日本設置のVPNサーバーに接続後に各VODにログインして任意の動画を一つ閲覧できるかを確認。接続不可の場合は3回程度サーバー変更して繋ぎ変えて試行
※接続VPNサーバーや時期などの環境により変わる場合があるので一例として参考にしてください。
ExpressVPNはこんな人におすすめ
ExpressVPNは下記のような人におすすめです。
- できるだけたくさんの国にサーバーが用意されているVPNを利用したい方
- PC・スマホ以外にSmartTVやゲームなど色々なデバイスに対してVPNを利用したい方
- 有名・規模の大きいVPNサービスを利用したい方
- 接続スピードや品質を重視しているVPNを選びたい方
逆に日本のサーバーに接続して動画視聴などをしたい方にはあまり向いていないかもしれません。
返金保証があるため気になる方は、まず返金期間内の30日間以内に一通り試してみるとよいでしょう。
また、値段的には同じ海外企業のNordVPNやSurfSharkよりも若干高い目に設定されているので、価格重視の方は他のVPNも検討しても良いと思います。
ExpressVPNを使ってみて感じた注意点・デメリット
ExpressVPNを使ってみて感じたデメリットを紹介します。
料金は他社と比べて少し高い目
一つ目のデメリットとしてExpressVPNは、料金がNordVPNやMillenVPN、SurfSharkなど他社と比べて少し高い目な点があります。
2年契約で考えた場合、Surfsharkが月額300円台、NordVPNが600円台なのに対して、ExpressVPNは700円台なので少し月額料金は高い目のサービスになります。
日本に特化したサービスではなく英語対応も混じっている
ExpressVPNは日本企業のサービスではないため、完全なネイティブ日本語対応ではなく、英語や翻訳ソフト利用が混じっている点があります。
具体的には例えば、メールサポートやライブチャットサポートは日本語でやりとりできますが、翻訳ソフトを使われてやりとりされているようで若干不自然な文章もあります。
日本企業のサービスが良いという人は「MillenVPN」や「スイカVPN」のような日本企業のVPNを利用すると良いでしょう。
中国をはじめ一部の国からは使えない場合もある点に注意
中国出張などで中国からVPNで海外サーバーを経由してインターネットにアクセスする場合もうまくいかない可能性がある点に注意です。
口コミを見ても中国出張・旅行目的で利用したのにうまくVPN接続できなかったとの声もちらほら見受けられました。
(参考)中国での接続に関する問題解決方法
中国のインターネット規制
中国ではグレートファイヤーウォールといったインターネットアクセス制限が国策レベルでされているため、YouTubeやFacebookなどの主なSNSも閲覧できないように規制や検閲がかかっています。
ExpressVPN自体は基本的には中国でも利用可能なようになっていますが、アクセスできなかった・不安定との声もあります。共産党の記念日など時期によって特に規制が厳しくなったりもするようです。
(ExpressVPNに限った話ではありませんが)VPNといえども正常にアクセスできる保証はないことに注意です。
中国のインターネット環境についてはSurfShark社のコラム「中国でVPNは違法?グレートファイアウォール(金盾)を回避する方法」で非常にわかりやすく解説されています。
なお、中国を含む一部の国では政府が認めたインターネット回線以外の利用は法律的に禁止されています(VPNも対象)。
個人レベルでの使用であればリスクは低いものの、VPNの使用自体にリスクがあるため注意しましょう。
中国のインターネット検閲システムをVPN(仮想プライベートネットワーク)で違法に「壁越え」をしたなどとして、河北省承徳市の公安当局が、同市在住のプログラマーの男性に対し約3年間の所得105万元(約2100万円)の没収を命じる処分を言い渡し、中国内で物議を醸している。
中国のプログラマー、違法「壁越え」で処罰 重すぎる没収額に物議より引用
30日間の返金保証が用意されているが手続きが若干面倒
ExpressVPNは、30日間の返金保証が用意されています。
海外サーバー経由で動画を視聴したいなどの目的の場合、目的の動画が閲覧できるかどうかをまず先に確認したい人もいると思います。
ExpressVPNではお試し代わりに30日間返金保証付き機能が用意されていますので、支払いは済ませたのちに満足できない場合は指定期間内で返金処理をすることも可能です(※)。
ただし、返金手続きは管理画面から解約手続きに加えて、ライブチャットでオペレーターに解約の申し出をする必要があり、若干面倒な点にも注意です。
オペレーターとのやりとりが嫌な方は返金保証が簡単なMillen VPNや、先に支払いをしなくても良い無料お試しができるセカイVPNなどの他のVPNサービスを探すと良いでしょう。
(※)ただし、公式サイトからではなく、App Store経由での支払い方法の場合、ExpressVPNでは返金できないので、注意しましょう。
ExpressVPNを使った感想とメリット
ExpressVPNを使ってみた感想としては、「アプリがシンプルで使いやすい」「対応デバイスが多い」「接続スピードも早い」という点をメリットとして感じました。
また、105カ国とサーバー設置されている国が非常に多いため、他社のVPNで対応していない国に接続できることもメリットです。
- アプリがシンプルで使いやすい
- 接続できるサーバーリージョン・国が多い
- 対応デバイス・アプリが非常に多い
- 通信速度は(体感的に)そこそこ早い
アプリがシンプルで使いやすい
一つ目のメリットは、アプリがシンプルで使いやすいという点です。
有名なVPNサービスはどれも比較的使いやすいですが、ExpressVPNはとくに画面がシンプルで悩まずに使えます。
■Mac OS版ExpressVPN
![ExpressVPN Macアプリ](https://webst8.co.jp/vpn/wp-content/uploads/2024/07/expressvpn-mac-app.png)
ExpressVPN Macアプリ
MacでもWindowsでもiPhoneでもほとんど同じ画面なので、複数デバイス使う人もスムーズに使えるでしょう。
海外の有名VPNサービスの場合ウイルス・マルウェア対策や外部ストレージなどVPN以外の機能も色々提供されているところも多いですが使わない人にとっては複雑に感じられるだけです。
その点、ExpressVPNは余計な機能がない分シンプルでわかりやすい操作感があります。
接続できる国が105カ国と多い
二つ目に接続できる国が105カ国と多い点があります。
ExpressVPNはほかのVPNと比べても、3000台以上のサーバーおよび世界で約105カ国にサーバーといろいろな国のサーバーが利用できます。該当の国に出張や旅行などする際におすすめです。
![ExpressVPN サーバー台数](https://webst8.co.jp/vpn/wp-content/uploads/2024/07/express-vpn-server-location.png)
ExpressVPN サーバー台数
VPN接続時もスピードが速く感じられました。
下記はVPN非接続時と、ExpressVPN接続時(大阪サーバー接続)のインターネット接続スピード比較です。
※画像ではVPN接続時にメルボルンと判定されていますが、大阪のサーバーに接続しています。
ただし、接続サーバーにも依存している部分も大きいので遠い拠点のサーバーやネットワーク環境の乏しい環境のサーバーに接続した場合は遅くなる傾向があるため注意しましょう。
対応デバイス・アプリが多い
ExpressVPNの特徴の一つに対応デバイスやアプリが多い点が挙げられます。
WindowsやMac OS、iPhone、Androidなどの代表的なPCやスマホのほかに、FireTV&KindleFire、Apple TV、Android TVなどのSmartTVやゲーム類にも対応しており、セットアップ方法が日本語で記載されているので扱いやすいです。
![ExpressVPN 対応アプリ・デバイス](https://webst8.co.jp/vpn/wp-content/uploads/2024/07/expressvpn-apps.png)
ExpressVPN 対応アプリ・デバイス
同時デバイス接続も最大8台と比較的たくさん接続できるため、スマホやPC、テレビなどいろいろなデバイスにVPN接続することができます。
公式サイトに対応サービスが書いていてわかりやすい
ExpressVPNの公式サイトには、AmazonPrimeやNetflixなどの利用可能な対応サービスが書いていてわかりやすい点があります。
ただし、注意点としては、実際に口コミを見ると、中にはうまく繋がらなかったと言った口コミもちらほらと見受けられました。(実際に当サイトで検証した限りでは微妙な結果となりました)
基本的にVPN経由で接続拠点の国を変更してサービスを利用するをというやり方は、正規に保証されたやり方ではなくプラットフォーム側でブロックを実施されることもあるので注意が必要です。
特に日本のサービスに繋げたい場合は日本の事情に詳しい日本のVPNサービスの方がおすすめです。
ExpressVPNのVPNの始め方・設定方法
ExpressVPNの契約手続きとVPN設定方法
つぎに、ExpressVPNのVPNの始め方・設定方法について簡単にご紹介します。
※契約するなら公式サイトからの購入がおすすめ
App Storeなどを経由して契約する場合、公式サイトより割高になっているのと返金処理ができないなどの制限があるため、契約するなら公式サイトからの購入がおすすめです。公式サイトで購入してももちろんiPhoneやAndroidでExpressVPNをアプリダウンロードして利用することが可能です。
App Storeでの購入代金の返金について
iOSでApp Storeを通じてサブスクリプションを購入した場合、ExpressVPNは返金処理を行うことができません。返金をご希望の場合は、Appleサポートにお問い合わせいただく必要があります。
ExpressVPNの返金ポリシー
ExpressVPNのトップページにアクセスして、VPNを購入するボタンをクリックします。
ExpressVPNのプランを選択します。
ExpressVPNアカウント用のメールアドレスと支払い方法を入力して今すぐ購入するボタンをクリックします。
※下記はクレジットカード情報を入力する例
確認画面は表示されずにそのまま、支払い処理が実行されますのでしばらく待ちます。
支払いが完了したら、パスワードを設定します。ここではパスワードの作成ボタンをクリックします。※自動で生成されたパスワードを利用しても構いません。
パスワードを入力して「パスワードを保存」ボタンをクリックします。
管理画面に移動します。まずはご利用のPCでダウンロードして試してみましょう。ここではMac版VPNでアプリをダウンロードします。
モバイルアプリのQRが表示されるのでそのままスマホでダウンロードすることも可能です(あとでApp StoreやGoogle Playからダウンロードも可能です)。ここでは無視します。
ダウンロードしたアプリをダブルクリックします。
アプリをインストールしていきます。
ExpressVPNのアプリが起動しますので、サインインをクリックします。
アクティベーションコードを入力してくださいと表示されたら、WebブラウザでExpressVPNにログインして管理画面でアクティベーションコードをコピーして貼り付けます。(※)
(※)ExpressVPNの管理画面>マイページホーム>アクティベーションコードがありますのでコピーして前述のサインインの箇所で貼り付けてログインしてください。
続行ボタンをクリックします。
Macのセキュリティ設定で許可します。
PCを起動時に毎回ExpressVPNを起動するかどうか選択します。必要な際だけ自分でアプリ起動したい場合は「許可しない」をクリックします。※後から変更できます。
改善に協力するかどうかが聞かれます。特に協力したくない場合は「許可しない」を選択します。
ExpressVPNが起動します。「・・・」部分から国を選択できます。サーバーを選択して電源アイコンをクリックするとVPNが起動します。
電源アイコンが緑の状態になればVPN起動状態です。電源アイコンをクリックすると切断できます。
ExpressVPNの自動更新停止と解約・返金手続き
最後にExpressVPNの自動更新停止と解約・返金手続き方法をご紹介します。
ExpressVPNで自動更新停止する方法
デフォルトでは契約期間・支払いが自動更新される設定になっています。
自動更新を無効にする(手動で支払いする)には、マイアカウント>「自動更新を無効にする」をクリックします。
ページ下部にある「自動更新を無効にする」ボタンをクリックします。
サブスクリプションの自動更新がキャンセルされました。期限切れになるまではそのまま利用できます。
ExpressVPNで返金手続きする方法
次にExpressVPNで返金手続きする方法をご紹介します。
返金対象期間内(申込後30日)であればチャットやメールでサポートに連絡して返金手続きが可能です。※返金処理をした時点でサービスは使えなくなります。
なお、App Storeなどで契約した場合はAppleサポートに問い合わせする必要があります。
ここではチャットで解約・返金手続きする方法をご紹介します。
管理画面またはサポートページなどの右下にあるチャットのウインドウをクリックします。
チャットが始まります。問い合わせの種類で「支払い・アカウント管理関係(Billin and Account Management)」を選択して送信します。
サブスクをキャンセルして返金して欲しい旨を伝えます。日本語でもOKです。※翻訳してくれます。
日本語を使う旨を伝えると自動翻訳機能を有効化してもらい日本語でやり取りできます。
確認のために契約しているメールアドレスを聞かれるので、メールアドレスを伝えます。
解約理由を聞かれるので解約理由を答えます。
色々案内されますが、「今回は解約します」と伝えればOKです。
オペレーターから返金の手続きをします、と返答をもらってしばらく待つと返金処理申請してもらえます。最後に簡単なアンケートに答えて終了です。
数日後に返金申請手続き完了のメールがきます。しばらくするとクレジットカードでの実際の返金は7〜10日程度かかります)
以上で返金手続きは完了です。
VPNのメリット・主な利用シーン
ここからは、一般的なVPNのメリット・主な利用シーンについてご紹介します。
VPNは、Virtual Private Network:仮想プライベート空間といい、インターネット上での通信も盗聴や改ざんされないよう暗号化された通信を実現できます。
公衆のFree WiFiなどを利用する場合、通信が暗号化されていないものも多く、仕事用途を始め、ネットショッピングや何か会員サイトへのログインを行う行為はデータの盗聴のリスクが潜んでいます。
VPNの主な利用シーンは下記の通り。
- 公衆Wi-Fi利用時
- 日本からのアクセスで制限がかかっているコンテンツに海外経由で利用したい時
- 海外からのアクセスで制限がかかっているコンテンツを日本経由で利用したい場合
- 海外のSEO(検索結果)を確かめたい場合
公衆WiFi利用時(セキュリティの確保)
公衆WiFi利用時などで盗聴・情報漏洩が不安で安全に通信したい時はVPNの利用が強く推奨されます。
公衆WiFiは暗号化されていないものも多く、個人情報や機密情報が流出するリスクが潜んでいます。
VPNを利用するとインターネットでやりとりするデータが暗号化されるため、公衆wifi利用時でもセキュアにインターネットをすることができます。
海外からのアクセスで制限がかかっているコンテンツを日本経由で利用したい場合
海外旅行・海外滞在中に日本のコンテンツにアクセスしたい時にもVPNがよく利用されます。
海外から日本のコンテンツにアクセスする場合、セキュリティやポリシー上の理由で閲覧・使用制限がかかっているサービスも多いです。
たとえば、海外出張や旅行中に日本で契約したAbemaTVやDaznを海外wifiを利用して見ようとしても下記のようなエラーが起きます。日本以外のエリアからアクセスするとエラーが起きて閲覧できません。
■AbemaTV 海外からのアクセスエラー
■Daznのエラー
このほかにも、海外のwifiや回線経由で日本のWebアプリなどにログインしようとすると、海外アクセス制限セキュリティなどでブロックされることが多々あります。
■海外からのWordPress管理画面アクセス制限(エックスサーバーの場合)
こういった際に海外にいるときでも、VPNを利用して日本のサーバーを経由してアクセスすると無事アクセスできる場合が多いです。
日本からのアクセスで制限がかかっているコンテンツに海外経由で利用したい時
日本からのアクセスで制限がかかっているコンテンツに海外経由で利用したい時にもよくVPNが利用されます。
Netflixで日本からでは閲覧できない動画でも、VPNを経由して海外拠点のサーバーからアクセスすることで視聴制限のかかっている動画を閲覧できることがよくあります。
ただし、このやり方は試聴が正規に保証されているやり方ではなく、動画プラットフォーム上からVPN経由でのアクセスでエラーを起こすように対策されている場合もあります。
時期によっても視聴できるかどうかはわからない点があるので注意しましょう。
海外のSEO(検索結果)を確かめたい場合
海外のSEO(検索結果)を確かめたい場合にVPNを利用するととても便利です。
海外向けに英語サイトを使った場合、日本で検索するよりも実際にアメリカやイギリス、シンガポールなど、現地のエリアのサーバーを利用して検索した方がより正確な結果がわかります。
同じ「hosting server」というキーワードで検索しても日本で検索すると日本語の日本サイトが含まれています。一方、アメリカから検索すると日本サイトは一切なく実際の海外現地での検索結果が表示されていることがわかります。
また、海外現地VPNサーバーに接続して現地のWebサイトを表示すると表示速度もVPNなしの時よりも早苦なることが多いので、海外ホームページを持っている場合は非常に便利です。
(関連)海外サーバーのメリットとおすすめ海外有名レンタルサーバー
まとめ
まとめです。今回は、ExpressVPN の特徴や評判、および実際に使用して感じた感想やメリット・デメリットを解説しました。
ExpressVPNは、世界105カ国3,000台以上のサーバーを展開するグローバルなVPNサービスプロバイダです。
Windows、Mac、iOS、Androidなど、様々なデバイスに対応しており、海外から日本のコンテンツにアクセスしたい人、プライバシーを守りたい人などにおすすめです。
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