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エックスサーバーとさくらを比較【おすすめはどっち?】

レンタルサーバーを選ぶ際に、エックスサーバーとさくらサーバーのどちらにしようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

どちらも国内シェア1位(エックスサーバー)・3位(さくら)と大手のサーバーですが、初心者・機能重視ならエックスサーバー、価格の安さ重視ならさくらがおすすめです。

今回は、エックスサーバー」と「さくらのレンタルサーバ」の特徴やおすすめする人について比較・解説します。

エックスサーバー VS さくらインターネット
 

WordPressを始めたくてレンタルサーバーを選ぼうとしているんだけど、エックスサーバーか、さくらレンタルサーバーでどっちにするか悩んでいます。

どちらも十分おすすめできるサーバーです。今回は各レンタルサーバーの特徴を比較しながら、どちらがおすすめか説明していきますね。

 

本記事記載の内容は、2024年4月3日時点で公式サイトなどから調べた情報です。また、WEBST8が体感した・調べた範囲内での主観による評価・説明も含まれていることをご了承のうえ、最新の正確な情報は公式サイトで確認するようにしてください。

 
 

エックスサーバーvsさくらサーバー簡単比較

エックスサーバーがおすすめな人とさくらサーバーがおすすめな人

まず先に結論としては、エックスサーバーとさくらはそれぞれ下記のような方におすすめです。

エックスサーバー さくらレンタルサーバー比較
 

エックスサーバーはこんな人におすすめ

  • 価格よりもサーバースペック重視・安定性重視の人
  • アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作る予定の人
  • 少しでもWebサイトの表示速度が早い方が良い
  • 目安10万PV以上の中規模以上のWebサイトを作るつもりの人

 

さくらのレンタルサーバはこんな人におすすめ

  • 価格・コストパフォーマンス重視の人
  • 店舗ホームページタイプのサイト地道にブログを始めたい
  • 不便でない範囲であればサイトの表示速度やスペックを追求しない
  • 小規模なWebサイトを作るつもりの人

(※)PV数に関してはサイトの内容に大きく依存するためあくまで目安です。ネット上の評判などを参考にし、比較的安全めと思われる値で記載しました。
(※)エックスサーバー、さくらのレンタルサーバともにスタンダードプランの想定での比較です。

 

エックスサーバーとさくらの主な違いを比較

下記は、エックスサーバーとさくらの人気プラン(スタンダードプラン)で比較です。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
おすすめ度(当サイト基準) エックスサーバーの評価(当サイト独自) さくらのレンタルサーバ スペックチャート
初期費用 0円 0円
月額費用 990円〜 500円〜
無料独自ドメインプレゼント あり(2個) なし
こんな点がメリット
  • さくらレンタルサーバーに比べてサーバースペックが高いので大量アクセスに強く、安定している
  • エックスサーバーに比べて半額以下の値段で運用することができコストパフォーマンスが高い
こんな点がデメリット
  • さくらレンタルサーバーに比べると2倍以上価格が高い
  • エックスサーバーに比べるとサーバー性能・機能が低い
  • 管理画面の操作がやや煩雑
運営会社 エックスサーバー株式会社 さくらインターネット株式会社
公式はこちら エックスサーバー さくらのレンタルサーバ

(※)比較するにあたって、エックスサーバー・さくらレンタルサーバー共にスタンダードプラン、10%税込価格の場合で比較しました。

 
基本的に通常の用途においては、どちらも大きな差はありません。通常のホームページ・ブログであればサイトの表示速度・体感的にも大きな違いは感じないでしょう。

ただし、サイトのアクセスが集まってきた時に表示速度や安定性に違いが出てくる傾向があります。
 

エックスサーバーとさくらの各プラン料金を比較

次にエックスサーバー・さくらの各プランのラインナップと料金で比較します。

項目 プラン名 月額費用 WordPress バックアップ 無料ドメイン
エックスサーバー スタンダード 990円〜 ◯(2個)
プレミアム 1,980円〜 ◯(2個)
ビジネス 3,960円〜 ◯(2個)
さくらのレンタルサーバ ライト 121円〜 × × ×
スタンダード 500円〜 ◯(要設定) ×
ビジネス 1,980円〜 ◯(要設定) ×
ビジネスプロ 3,850円〜 ◯(要設定) ×

(※)2024年4月時点の税込表記
 

サーバーの各プランを比較すると、さくらの方が安価なプランが多いです。

小規模なWordPressホームページ想定であればさくらは月額500円のスタンダードプランで利用できます。

エックスサーバーの優位性が出るほどのサイトを運営する人はそれほど多くないので、多くの人にとってはさくらのレンタルサーバの方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
 

両サーバーアダルトジャンルは禁止

なお、エックスサーバーもさくらもアダルト系ジャンルの運営は利用規約で禁止されています。

「アダルトは運営しないよ」という方でも肌の露出の激しい画像やグッズ・出会い系など、アダルト系と判断されると規制対象になる場合があるので、そういった可能性がある場合は最初からアダルト許可のサーバーであるmixhostやカラフルボックスを選んでおいた方が無難です。

 

エックスサーバーvsさくらレンタルサーバー徹底比較

次に、具体的なスペック面から見た詳細な比較もしてみましょう。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
公式はこちら エックスサーバー
さくらのレンタルサーバ
Webサーバー機能 Webサーバーソフトウェア nginx nginx
契約と同時にWPセットアップ機能 ×
ディスク種類 SSD SSD
ディスク容量 300GB 300GB
転送量制限 無制限 無制限
無料SSL あり あり
マルチドメイン
(ドメイン上限)
無制限 200個
MySQL上限 無制限 50個
FTPアカウント数 無制限 1
ドメインごとのPHPバージョン変更 管理画面から可能 管理画面から不可
メール機能 メールボックス容量制限 20GB/1アドレス 無制限
メール送信サイズ制限 100MB/送信 200MB/送受信
メール送信数制限 1,500送信/時間
15,000送信/日
400送信/時間
9,600送信/日
メーリングリスト機能
メールマガジン機能 ×
サポート 自動バックアップ ◯(最大14日分・設定不要) あり(設定必要)
メールサポート (24時間以内返答)
チャットサポート ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00)
電話サポート ◯(平日10:00~18:00) △(予約制)
あとからプラン変更 ◯(上位プランへの変更)
公式はこちら エックスサーバー
さくらのレンタルサーバ

 

【比較ポイント1】エックスサーバーとさくらの料金面で比較

契約期間ごとの比較ではさくらがエックスサーバーの半額程度で安価

両レンタルサーバーの人気プラン「スタンダードプラン」における契約期間別価格の比較です。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
初期費用 無料 無料
月額費用(3年契約) 990円 500円

 

サーバーにかかる費用については、さくらレンタルサーバーの方がエックスサーバーの半額以下で安価に運用することができます。

また、さくらレンタルサーバーは安価ですが、通常のホームページ・ブログを運営する分においては問題ありません。

エックスサーバーの優位性が出るほどのサイトを運営する人はそれほど多くないので、多くの人にとってはさくらレンタルサーバーの方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
 

無料独自ドメインはエックスサーバーが2つ利用可能でお得

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらのレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
無料独自ドメイン あり(最大2個) なし

 
エックスサーバーはサーバー契約と同時に独自ドメイン最大2つが無料で取得・サーバー契約している限り利用し続けることができます。

価格はドメインの種類で若干異なりますが.comであれば年間2,000円程度しますので、1ドメイン分で実質2,000円安く運用できることになりお得です。

スタンダードプラン(新規契約をお考えの方)
1. 「12ヶ月」以上の契約期間を選択した上での料金のお支払い
※「12ヶ月」以上のご契約で独自ドメインが1つ無料、「24ヶ月」以上のご契約で独自ドメインが2つ無料になります。
独自ドメイン永久無料特典 | エックスサーバー株式会社

 

【比較ポイント2】エックスサーバーとさくらのWebサーバー性能・機能で比較

バックアップはエックスサーバーが設定不要で自動バックアップありで親切

バックアップについては、エックスサーバーが契約と同時に自動でサーバーバックアップされており、いざという時安心なので親切です。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
自動バックアップ
(最大14日分・設定不要)
あり
(手動で設定必要)

 

さくらレンタルサーバーもバックアップ機能が無料で備わっていますが、自分で設定する手間があるため、初心者には少し手間がかかります。

ただし、さくらはWordPress毎にWordPressのバックアップ指定や復元・検証環境(ステージング)の構築ができるので、より細かい制御をしたいWeb制作者にとってはかなり便利です。

なお、さくらのレンタルサーバのバックアップとステージング機能についてはそれぞれ下記をご参照ください。

 
バックアップと復元(データ提供)機能について
 

Webサーバーソフトウェア。両社高速のnginxを採用

Webサーバーソフトウェアの性能では、両社ともにnginx(エンジンエックス)を採用しておりどちらも高速化を実現しています。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
Webサーバーソフトウェア nginx nginx

 
Webサーバーソフトウェアについて
 

(※)Webサーバーソフトウェアは、Webサイトを動作させる上で必要なソフトウェアです。従来から広く利用されているApache系と後発のnginx(エンジンエックス)が大きなシェアを占めており、社内サーバーではIISなども有名です。一般的なベンチマークでは、nginx系の方がApache系よりも処理能力が高い結果が出ています。

(参考)【Webサーバーソフトウェアとは】Apache/Nginx/LiteSpeed
 

ストレージ(ディスク)について。両社ともにSSDで容量も十分

ストレージ(ディスク相当部分)の性能については、両社SSDを搭載しており高速が実装されていますが、エックスサーバー社がSSDの中でもさらに高速化を実現した通信プロトコルNVMeを採用されています。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
ディスク種類 SSD(NVMe) SSD
ディスク容量 300GB 300GB

 
ディスクの容量上限についてはどれも300GB以上あり、この上限を超える運用は限られるので、それほど気にしなくても良いでしょう。

ディスク部分(ストレージ)の種類について
 

(参考)SSD搭載の国内レンタルサーバーとSSDのメリット&デメリット
 
 

転送量制限について。両社無制限で気にしなくて構いません

転送量制限とは、サーバーとのデータの送受信の合計量に関する制限のことですが、エックスサーバー・さくらレンタルサーバーともに無制限で気にしなくて構いません。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
転送量制限 無制限 無制限

 

転送量制限をイメージで例えると、携帯の通信パケット制限と同じですね

 

転送量とは、例えば「WEBサイトを閲覧する際に通信するデータ」や、「サーバーへファイルをアップロード・ダウンロードする際に発生するデータ」が該当します。転送量制限(〇〇GB/日)は、1日あたりのこれらのデータ量の制限です。

たとえば容量制限が200GB/日の場合、200GB≒200,000MB/日の場合、200,000[MB/日]÷5[MB/PV]=40,000[PV/1日]が概算の上限値ということになります。

転送量制限についての説明
 

(参考)レンタルサーバーの転送量とは?計算方法とデータ量目安
 

マルチドメイン上限について。それほど気にしなくても構いません

マルチドメイン(設置できるドメインの上限数)やエックスサーバーは無制限、さくらは200個までとなっていますが、それほど気にしなくても良いでしょう。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
マルチドメイン
(設置ドメインの上限)
無制限 200個

 
マルチドメインについての説明

(参考)【マルチドメインとは】メリットや注意点・よくある運用ケース
 

MySQL上限について。エックスサーバーが優位

利用データベース(MySQL/MariaDB)の性能について、どちらも十分なスペックを兼ね備えていますが、あえていうとエックスサーバーが優位です。
 

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
MySQL上限 無制限 50個
MySQLの容量制限 5.0GB/1個 3.0GB/プラン

たとえば、WordPress1個インストールにつきMySQL1個利用する場合でWordPress50個がインストールする際に関連する上限になります。

実際にはそんなに多くのWordPressサイトを導入することは少ないので、2,3サイトくらいの運営であれば、どれでもあまりにしなくてもOKです。

また、MySQLの1個あたりの容量上限がエックスサーバーは5.0GB/1個、さくらレンタルサーバーはプラン全体で3.0GBとなっているため、大規模サイトを運営するならエックスサーバーが優位でしょう。

(MySQL)データベース制限について
 

無料SSLについて。エックスサーバー・さくらレンタルサーバー共に実装可能

無料SSLについては、エックスサーバー・さくらレンタルサーバー共に実装可能です。さくらレンタルサーバーには常時SSL用のプラグインがありますが、両方実装可能ということで大きな差はないでしょう。
 

SSLとはSecure Sockets Layerの略で、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みを指します。今社は、Let’s EncryptというSSLが無料で実現できます。
SSL化の説明図2
 

通信をSSL化(HTTPS)をすることで、通信データを保護し、クレジットカードのような他人に知られると悪用される重要な情報を守ります。

今では、SSL化が一般的になり、無料に設定もできますので、基本的に最初の導入時にSSL化しておいた方が良いでしょう。

 
(関連記事)WordPressのSSL/HTTPS化とは?意味や実装手順
 

FTPアカウントを複数作れるエックスサーバーはWeb制作者にとって便利

Webサイト制作者側の場合、サーバー内に該当ディレクトリだけアクセス権限のあるFTPアカウントを作り、協力パートナーに教えて作業してもらう、といった利用の仕方ができるので、エックスサーバーが便利です

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
FTPアカウント数 無制限 1

エックスサーバーでは複数のFTPアカウントとディレクトリ単位での制限ができるため、Web制作関係の人にとっては便利です。※さくらもビジネスプラン以上でFTPアカウントを複数持つことができます。
 
FTPアカウント(ユーザー)を複数利用可能か
 

管理画面からPHPのバージョン変更ができるかどうか

複数のドメインをレンタルサーバーに運用するときに、さくらレンタルサーバーはドメインごとのPHPのバージョン変更が管理画面からできない点に注意です。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
ドメインごとのPHPバージョン変更 管理画面から可能 管理画面から不可(複雑だが設定は可能)

 
たとえば、あたらしいドメインを取得してサイトを作ろうと思ったけれど、昔設置した古いサイト(放置しているけれど使っているサイト・定期的な管理がされていないようなサイト)がボトルネックになり、PHPのバージョンを上げにくいといったケースがあり得ます。
 

ドメイン毎のphpバージョン変更の可否
 

【比較ポイント3】エックスサーバーとさくらのメール機能での比較

つぎに、各レンタルサーバー会社のメール機能で比較します。

メーリングリストは各社標準装備

メーリングリストはエックスサーバー・さくら標準装備している一方、メールマガジンはエックスサーバーのみ標準利用できます。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらのレンタルサーバ
(スタンダードプラン)
メーリングリスト機能
登録数20件/1リスト500件まで

登録数10件
メールマガジン機能
登録数:10件
メルマガ1件あたり1,000件アドレスまで
×
メール送信数制限 1,500送信/時間
15,000送信/日
400送信/時間
9,600送信/日

 

エックスサーバーのメルマガはあくまで簡易的で、ステップメールなど高度な機能はありませんが、メールマガジン機能を利用したい人は、エックスサーバーが良いでしょう。
エックスサーバー メールマガジンサンプル 

また、1日(時間)あたりのメール送信数制限は、エックスサーバー(1,500送信/時間・15,000送信/日)>さくら(400送信/時間・9,600送信/日)になっています。

メーリングリストあるいはメールマガジンで短時間に何百件規模のメールを配信する場合は、送信数制限の高いエックスサーバーの方が安心でしょう。
 

【比較ポイント4】エックスサーバーとさくらの運営実績・国内シェアで比較

エックスサーバーとさくらインターネットの運営実績・国内シェアは下記の通りです。

項目 エックスサーバー さくらインターネット
サービス運営実績・期間 長い(2003年〜) 長い(1996年〜)
国内シェア 第1位 第3位

運営実績という点では、エックスサーバーとさくらインターネットともに老舗であり10年以上長い稼働実績があります。

また、両レンタルサーバー共に国内市場シェアも大きく、エックスサーバー国内シェア第一位、さくらインターネット国内シェア第三位となっており、ネットや本にも多く掲載されているので安心して利用することができます。
 

2024年日本でのウェブホスティングマーケットシェア

2024年日本でのウェブホスティングマーケットシェア HostAdviceより引用[

 

2003年 7月エックスサーバー(屋号)を設立。共有レンタルサーバーサービス、エックスサーバーの提供を開始
沿革 | 会社情報 | エックスサーバーより引用

 

1996年12月さくらインターネットを創業。共用レンタルサーバサービス (さくらウェブ) 開始
沿革 | 企業情報 | さくらインターネットより引用

 

基本的にエックスサーバーもさくらレンタルサーバーも多くの利用者が使うサービスですので、どちらを選んでも大きな失敗の可能性は低いでしょう。自分にあったレンタルサーバーを使ってみてください。
 

 

【比較ポイント5】エックスサーバーとさくらのサポート面で比較

 

サポートは両社メール・電話・チャット対応あり

サポートの面で比較すると、エックスサーバーが土日祝限らず24時間以内のメール返答対応を宣言しており、実質24時間365日体制で、さくらよりも手厚い印象です。

必要とするサポートレベルの確認
 

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
メールサポート (365日24時間以内返答)
チャットサポート ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00)
電話サポート ◯(平日10:00~18:00) △(予約制)

 

サポートについては、エックスサーバー、さくらのレンタルサーバともにメール・電話・チャット対応でサポートしてくれます。

ただし、電話サポートについてさくらのレンタルサーバはコールバック予約と言って一旦電話サポートの予約を取ってから電話応答する形になっています。

電話サポート(コールバック予約)

予約時間帯に当社スタッフからご連絡いたしますので、お客様のご都合に合わせてご利用いただけます。予約時に記入いただいた内容を踏まえてご連絡いたしますので、よりスピーディな解決が可能です。
お問い合わせ | さくらのサポート情報より引用

なお、エックスサーバーはメールサポートの返信対応が365日体制(土日祝含めて)で24時間以内の原則返答をしているため、土日祝日や年末年始のサポートについて重要視する方に特におすすめです。

メールでのお問い合わせ
24時間365日受け付けております。返答メールにつきましては、お問い合わせをいただいてから24時間以内に返信をいたします。
サポートについて - よくある質問 | レンタルサーバーならエックスサーバーより引用

 

エックスサーバーとさくらレンタルサーバー比較表まとめ

スペック表のまとめです。こうしてみると、値段が2倍高い分エックスサーバーの方がサーバー性能・管理機能は有利です。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
値段
Webサーバーソフトウェア
ディスクについて
転送量について
無料SSL
マルチドメイン・MySQLについて
メーリングリスト
メールマガジン ×
FTPアカウント数
バックアップについて
ドメインごとのPHP変更
メールサポート
チャットサポート
電話サポート
プラン変更について ◯(上位変更)
公式はこちら エックスサーバー さくらのレンタルサーバ

 

 

ここからは、各レンタルサーバーの特徴についてもご紹介していきます。

 

【エックスサーバー】国内シェアNo1の王道サーバー

エックスサーバーの特徴とメリットデメリット

エックスサーバー評価チャート(コスパ・機能・性能・使いやすさ・サポート)※当サイト独自
おすすめ度:

国内シェアNo1の有名レンタルサーバー。性能面・価格面・実績面・サポート面とバランスが良く、法人からも個人からも人気。

おすすめプラン スタンダードプラン
特徴
  • ドメイン二個無料
  • 無料体験利用あり
  • WordPressサイトの設定が可能
  • プラン変更上位・下位共に可能
  • バックアップ復元機能あり(無料)
  • モリサワWebフォントあり
  • リソース保証(CPU/メモリ)
  • メールサポート24時間以内返信(土日祝も対応)
デメリット・注意点
  • 小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
  • セキュリティ機能のWAFがデフォルトOFF(若干使いづらい)
プラン 月額費用 WordPress 無料ドメイン バックアップ
スタンダードプラン 990円〜
プレミアムプラン 1,980円〜
ビジネスプラン 3,960円〜

※初期費用は全プラン無料


 

エックスサーバーは、国内シェアNo1の大手レンタルサーバーで個人にも法人にも人気のある王道サーバーです。最も安価なスタンダードプラン(月額990円〜)でもWordPressホームページやブログで十分な性能を提供しています。
 
価格とサーバー性能・機能およびサポートのバランスが良いのが特徴で、ネットにも情報が多く個人にも法人にもおすすめできる代表的なレンタルサーバーです。

反面デメリットとしては一番安いプランでも月額約1,000円程度で小さいサイト運営の場合割高になってしまう点があります。
 

2024年4月時点で当サイトは月間30万PVほどありますが、エックスサーバースタンダードプランで問題なく稼働しています。

 

エックスサーバーを使った感想や評判

エックスサーバーを使ってみた感想としては、一番バランスが良いレンタルサーバーです。
 
老舗シェアNo1でサポートがしっかりしており、個人・法人ともに安心して利用でき、ネット・本でも情報がたくさん掲載されていて、おおむね評判も良好です。
 
他社サーバーの場合は「(細かい機能で)これができないなあ」という機能が大体1,2箇所くらいはありますが、エックスサーバーの場合は一通りの機能が揃っており他社ができることは大体なんでもできるので安心して利用できます。

エックスサーバー スペックチャートエックスサーバーの評価(当サイト独自)

反面、小さいサイトを運営する場合はさくらやロリポップなどもっと安いプランで十分な場合もあります。

実際問題、エックスサーバーのサーバー性能を十分使うレベルのサイトはあまり多くありません

例えば、個人の趣味サイトや非営利のサークル活動などの小規模サイトを運営する場合、月額200円〜500円以下で利用できるロリポップで十分というケースも多いと思います。
 

エックスサーバーの各プランの機能・性能の比較

エックスサーバーでは、スタンダードの他に、プレミアム、ビジネスプランが提供されています。基本的にスタンダードで十分でしょう(後からプラン変更も可能)。

エックスサーバープラン スタンダードプラン プレミアムプラン ビジネスプラン
料金・価格 初期費用 0円 0円 0円
月額費用 990円〜 1,980円〜 3,960円〜
無料独自ドメイン ◯(2個) ◯(2個) ◯(2個)
Webサーバー機能 ストレージ種類 SSD(NVMe) SSD(NVMe) SSD(NVMe)
ストレージ容量 500GB 600GB 700GB
転送容量制限 無制限 無制限 無制限
独自ドメイン上限 無制限 無制限 無制限
MySQL個数上限 無制限 無制限 無制限
PHP ◯(FastCGI) ◯(FastCGI) ◯(FastCGI)
Webフォント提供 あり
モリサワフォント33書体
あり
モリサワフォント33書体
あり
モリサワフォント33書体
Webフォント利用制限 ドメイン制限:3ドメインまで
PV制限:75,000PV/月
ドメイン制限:3ドメインまで
PV制限:75,000PV/月
ドメイン制限:3ドメインまで
PV制限:75,000PV/月
メール機能 メールアカウント作成数制限 無制限 無制限 無制限
メールボックス容量 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス
メール1通のサイズ制限 100MB/送信
※受信は制限なし
100MB/送信
※受信は制限なし
100MB/送信
※受信は制限なし
メール送信数制限 1,500送信/時間
15,000送信/日
1,500送信/時間
15,000送信/日
1,500送信/時間
15,000送信/日
メーリングリスト機能 ◯(20件)
1リスト500アドレスまで
◯(30件)
1リスト500アドレスまで
◯(40件)
1リスト500アドレスまで
メールマガジン機能 ◯(10件)
1メルマガ1,000アドレスまで
◯(15件)
1メルマガ1,000アドレスまで
◯(20件)
1メルマガ1,000アドレスまで
サポート面 バックアップ ◯(14日間) ◯(14日間) ◯(14日間)
復元機能(データ取得)
メールサポート ◯(24時間以内返答) ◯(24時間以内返答) ◯(24時間以内返答)
チャットサポート ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00)
電話サポート ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00)
プラン変更 可能

(※)2024年9月1日時点の税込定価表示


 

一年以上の契約が無料ドメインが利用条件になっていたり、キャンペーン適用条件になっていたりするので、契約する場合は1年以上が良いでしょう。

 


 
(関連記事)【(エックスサーバー版)WordPressの始め方総まとめ】ワードプレスブログの作り方
 
 

 
 

【さくらのレンタルサーバ】個人にも法人にも根強い人気の老舗サーバー

さくらのサーバーの特徴とメリット・デメリット

さくらのレンタルサーバ評価チャート(コスパ・機能・性能・使いやすさ・サポート)※当サイト独自
おすすめ度:

さくらインターネット運営の老舗レンタルサーバー。初心者向けといった感じではないが、安定稼働の実績と、個人事業・法人ホームページで多く利用されています。月額500円〜のスタンダードプランからWordPress利用可能。

おすすめプラン スタンダードプラン(※法人の場合はビジネスプラン)
特徴
  • 無料体験利用あり
  • プラン変更上位のみ可能
  • バックアップ復元機能あり(無料)
  • モリサワWebフォントあり
デメリット
  • 電話問い合わせは予約形式
  • バックアップには最初に手動で設定必要
プラン 月額費用 WordPress 無料ドメイン バックアップ
ライトプラン 121円〜 × × ×
スタンダードプラン 500円〜 × ◯(※注1)
ビジネスプラン 1,980円〜 × ◯(※注1)
ビジネスプロプラン 3,850円〜 × ◯(※注1)

※初期費用は全プラン無料。(※注1)さくらのバックアップ&ステージング機能については「【さくらのレンタルサーバ】WordPressバックアップ機能の使い方」参照


 

さくらのレンタルサーバーは、法人・個人ともに多くの実績を持つ、さくらインターネット株式会社が提供する老舗レンタルサーバーです。

WordPressで初心者向けのベストセラー「いちばんやさしいWordPressの教本」では、さくらレンタルサーバーを題材にWordPressの作り方を紹介しているのが大きな強みです。

一方デメリットとしては、初心者にとってわかりやすいサーバーというわけではない点が挙げられます。
 


 

さくらのレンタルサーバを使った感想や評判

さくらレンタルサーバーを使ってみた感想としては、安価に利用できる手堅いレンタルサーバーといった感じです。
 
昔からあるサーバーで安価に利用でき、本やネットにも情報が多く利用者も多いので安心して使えます。
 
反面「サーバー性能・機能」や「管理画面がわかりやすさ」で「一番良い」といった感じではなく、実際使ってみるとWordPressのインストールのしやすさという点では、他社サーバーよりも若干分かりにくい印象がありました。

 

さくらのレンタルサーバ スペックチャート

さくらの評価(当サイト独自)

なお、5年以上前の口コミでは、さくらはWordPressが遅いという声も多くありましたが、さくらも課題に感じていたのか、ここ1,2年で現在サーバーのスペックアップが大幅に強化されてかなり改善されています。

ですので、今から契約するならサイト表示の遅さをそれほど気にしなくても良いと思います。


 

さくらレンタルサーバーのプラン比較・おすすめプラン

さくらのレンタルサーバは下位プランであるライトから上位のビジネスプロ、マネージド専用プランまでラインナップが多いです。

後からプラン変更ができないことを考慮すると、スタンダード以上がおすすめです。2024年2月から上位プランへの変更ができるようになりました。

なお、ビジネスプラン以上は企業向けのハイエンドタイプで法人利用におすすめ。

プラン名 ライト スタンダード ビジネス ビジネスプロ マネージド
料金・価格 初期費用 無料 無料 無料 無料 17,600円
月額費用 121円〜 500円〜 1,980円〜 3,850円〜 7,485円〜
無料独自ドメイン × × × × ×
Webサーバー機能 プラン名 ライト スタンダード ビジネス ビジネスプロ マネージド
ストレージ種類 SSD SSD SSD SSD SSD
ストレージ容量※
全メール総容量とウェブデータ総容量の合計がストレージ容量を超えない範囲内で利用可能
100GB 300GB 600GB 900GB 500GB〜
WordPress対応 ×
転送容量制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
独自ドメイン上限 20個 200個 400個 500個 無制限
MySQL個数上限 0 50個 100個 400個 無制限
PHP(動作モード) ◯(CGI) ◯(CGI/モジュール) ◯(CGI/モジュール) ◯(CGI/モジュール) ◯(CGI/モジュール)
Webフォント提供 なし あり
モリサワフォント33書体
あり
モリサワフォント33書体
あり
モリサワフォント33書体
あり
モリサワフォント33書体
Webフォント利用制限 - ドメイン制限:3ドメインまで
PV制限:75,000PV/月
ドメイン制限:3ドメインまで
PV制限:75,000PV/月
ドメイン制限:3ドメインまで
PV制限:制限なし
ドメイン制限:3ドメインまで
PV制限:制限なし
複数ユーザー管理※
サーバーの操作や編集を行う権限をユーザーごとに分けて管理する機能
× ×
FTP複数ユーザー利用 × ×
コンテンツブースト(高速化)機能 有料オプション 有料オプション
WAF(セキュリティ機能)
Web改ざん検知 有料オプション
メール機能 プラン名 ライト スタンダード ビジネス ビジネスプロ マネージド
メールアカウント作成数制限 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限
メールボックス容量 制限なし 制限なし 制限なし 制限なし 制限なし
メール1通のサイズ制限 200MB/送受信 200MB/送受信 200MB/送受信 200MB/送受信 200MB/送受信
メール送信数制限 100送信/15分
400送信/時間
9,600送信/日
100送信/15分
400送信/時間
9,600送信/日
250送信/15分
1,000送信/時間
24,000送信/日
250送信/15分
1,000送信/時間
24,000送信/日
不明
メーリングリスト機能 × 10個 20個 50個 無制限
メールマガジン機能 × × × × ×
サポート面 プラン名 ライト スタンダード ビジネス ビジネスプロ マネージド
バックアップ ×
◯(最新8つ)

バックアップ&ステージング機能を自身で設定する必要あり
◯(最新8つ)

バックアップ&ステージング機能を自身で設定する必要あり
◯(最新8つ)

バックアップ&ステージング機能を自身で設定する必要あり
◯(最新8つ)

バックアップ&ステージング機能を自身で設定する必要あり
復元機能
メールサポート ◯(24時間受付&翌営業日以内返答) ◯(24時間受付&翌営業日以内返答) ◯(24時間受付&翌営業日以内返答) ◯(24時間受付&翌営業日以内返答) ◯(24時間受付&翌営業日以内返答)
チャットサポート ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00)
電話サポート △(予約制) △(予約制) △(予約制) △(予約制) △(予約制)
プラン変更 ○(上位プラン変更が可能)

(※)2024年9月1日時点の税込定価表示

 

さくらのレンタルサーバ 契約期間ごとの月額費用

さくらのレンタルサーバ 契約期間ごとの月額費用


 


 

さくらのレンタルサーバーで独自ドメイン取得〜WordPressインストールまでの手順は「【さくらレンタルサーバー】WordPress独自ドメインインストール手順」をご参照ください。
 

 

まとめ

エックスサーバー VS さくらインターネット
 

まとめです。今回は、レンタルサーバーサービスを提供している「エックスサーバー」と「さくらレンタルサーバー」で比較しました。

エックスサーバー さくらレンタルサーバー比較
 

エックスサーバーはこんな人におすすめ

  • 価格よりもサーバースペック重視・安定性重視の人
  • アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作る予定の人
  • 少しでもWebサイトの表示速度が早い方が良い
  • 目安10万PV以上の中規模以上のWebサイトを作るつもりの人

 

さくらのレンタルサーバはこんな人におすすめ

  • 価格・コストパフォーマンス重視の人
  • 店舗ホームページタイプのサイト地道にブログを始めたい
  • 不便でない範囲であればサイトの表示速度やスペックを追求しない
  • 小規模Webサイトを作るつもりの人

(※)PV数に関してはサイトの内容に大きく依存するためあくまで目安です。ネット上の評判などを参考にし、比較的安全めと思われる値で記載しました。
(※)エックスサーバーはスタンダードプラン、さくらレンタルサーバーはスタンダードプランの想定での比較です。

 

以下は、エックスサーバーとさくらレンタルサーバーの比較表まとめです。スペック表のまとめです。こうしてみると、値段が2倍高い分エックスサーバーの方がサーバー性能・管理機能は有利です。

項目 エックスサーバー
(スタンダードプラン)
さくらレンタルサーバー
(スタンダードプラン)
値段
Webサーバーソフトウェア
ディスクについて
転送量について
無料SSL
マルチドメイン・MySQLについて
メーリングリスト
メールマガジン ×
FTPアカウント数
バックアップについて
ドメインごとのPHP変更
メールサポート
チャットサポート
電話サポート
プラン変更 ◯(上位変更)
公式はこちら エックスサーバー さくらのレンタルサーバ

 

値段が高い分エックスサーバーの方がスペックは有利です。しかし、エックスサーバーの優位性がでるほどサイトを運用する人でなければ、ほどんどの人にとってはさくらレンタルサーバーの方がコストパフォーマンスは良いでしょう。
 

なるほど!ちなみに、このサイトはどのサーバーを使っているんですか??

本サイトはサーバー性能重視ですので、エックスサーバーを利用していますよ。

 

基本的にエックスサーバーもさくらレンタルサーバーも十分良いサービスですので、どちらを選んでも大きな失敗の可能性は低いでしょう。自分にあったレンタルサーバーを使ってみてください。
 

 

 

なお今回は、エックスサーバーとさくらで比較しましたが、国内おすすめサーバー比較を「レンタルサーバーおすすめ比較13選・WordPress高速対応」で紹介していますのご参照ください。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
 
 

 

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