シンレンタルサーバーは、エックスサーバーとほぼ同等の性能を備えながら、月額539円〜とよりリーズナブルに使えるサーバーでアダルトジャンルのサイト運営も可能です。
一方、WordPress初心者や安定性・実績重視の法人なら、エックスサーバーのほうが安心です。
今回はコスパに優れた「シンレンタルサーバー」を使った感想・評判やエックスサーバーとの違いを紹介します。
本記事は、2025年4日時点で更新した情報です。最新の正確な情報は公式サイトをご確認ください。
シンレンタルサーバーの特徴や評判・口コミ
シンレンタルサーバーの特徴とエックスサーバーとの違い
おすすめ度:
- 無料ドメインは1個・チャットサポート非対応など一部サービスがエックスサーバーより弱い
- エックスサーバーほど利用者が多くない(ネット上の情報も少ない)
プラン | キャンペーン | 総額(3年契約) | 総額(1年契約) | 容量 | WordPress | 無料ドメイン | バックアップ/復元 | リソース保証(CPU/メモリ) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ベーシック |
最大50%キャッシュバック!スタンダードプランが月額770円から使える2025/5/14(水)17:00まで 公式サイトはこちら |
19,404円 / 月539円 | 10,560円 / 月880円 | 700GB | ◯ | ◯(1個) | ◯ | × |
スタンダード | 55,440円 / 月1540円 | 21,360円 / 月1780円 | 1000GB | ◯ | ◯(1個) | ◯ | × | |
プレミアム | 110,880円 / 月3080円 | 42,720円 / 月3560円 | 1200GB | ◯ | ◯(1個) | ◯ | × | |
ビジネス※ ビジネスシリーズにはビジネス・ベーシック、ビジネス・スタンダード、ビジネスプレミアムが用意されている。ここではビジネス・ベーシックで記載 |
45,144円 / 月1254円 | 16,500円 / 月1375円 | 700GB | ◯ | ◯(1個) co.jp対象 | ◯ | ◯ |
シンレンタルサーバー(旧シン・レンタルサーバー)は、エックスサーバーとほぼ同じ管理画面・サーバー性能・機能をもつレンタルサーバーです。
ただし、シンレンタルサーバーは一部を削って「価格の安さ」を実現しています。一方、エックスサーバーは価格が高い分「安定性・サポート」を重視視しています。
「エックスサーバー」と何が違う?
「シンレンタルサーバー」は革新性、「エックスサーバー」は安定性に重点を置いたサービスです。「シンレンタルサーバー」では、新機能の迅速な実装を目指す一方、「エックスサーバー」では、新機能の採用は膨大な検証データを元に慎重に導入が検討されます。また、「シンレンタルサーバー」は「エックスサーバー」と異なり、1ユーザー当たりのCPU/メモリリソースの割り当てが厳格に設定されています。
エックスサーバーとの具体的な違いは下記の通り。より安価に使えてアダルトジャンルのサイトも運営可能です。
シンレンタルサーバー ベーシックプラン |
エックスサーバー スタンダードプラン |
|
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月額料金(3年契約時) | 539円 | 990円 |
月額料金(1年契約時) | 880円 | 1100円 |
無料独自ドメイン | 最大1個 | 最大2個 |
ディスク容量 | 700GB | 500GB |
サーバー性能 | ほぼ同等 | |
より重視する内容 | 個人・性能を重視の人のための 最新性能・コスパ |
法人・安定性を重視の人のための 安定性・サポート |
1契約あたりのリソース上限値 ※理論上最大限使えるリソース | あり vCPU6コア/メモリ8GB |
個別の上限設定なし CPU128コア/メモリ1024GB |
1契約あたりのリソース保証 ※理論上最低限使えるリソース | 個別の下限設定なし リザーブドプランはあり |
あり CPU6コア/メモリ8GB |
サポート | メール・電話 | メール・チャット・電話 |
WordPress有料テーマ割引特典 | XWRITE | Snow Monkey, Swell, Emanon Business, XWRITE,LIQUID INSIGHT,Nishiki Pro |
アダルトジャンル運営 | ◯ | × |
運営会社 | シンクラウド株式会社 ※エックスサーバーのグループ会社 |
エックスサーバー株式会社 |
関連【エックスサーバー歴7年】評判 口コミや特徴 デメリットを解説
関連【エックスサーバービジネス】個人・法人向けの違いと特徴
シンレンタルサーバーの良い評判と良くない評判
シンレンタルサーバーを使用してみたところ、WordPressの表示速度も速く管理画面もほとんどエックスサーバーと同じなので、シンプルにエックスサーバーをより安価に使えるといった印象です。
注意点としては、無料独自ドメインが1個(エックスサーバーは2個)、チャットサポートなしなど、価格体系を抑えている分一部サービスは削られている点です。
また、不明点をインターネットで探してもほとんどエックスサーバーのことばかりヒットして、シンレンタルサーバーの情報はまだ少ないため安定性を求める企業や初心者には通常のエックスサーバーの方が良いでしょう。
良い評判・口コミ
良い評判としては「月額料金がエックスサーバーより安いのが魅力」「エックスサーバーに慣れているWordPress利用者におすすめ」といった満足の声があります。
- 月額料金がエックスサーバーより安いのが魅力
- エックスサーバーに慣れているWordPress利用者におすすめト
- 他のサーバー会社から引越ししたら驚くほど早くなった
良くない評判・口コミ
一方良くない評判として、「リソース管理が厳格な分制限に引っかからないか不安」「まだまだ稼働実績が少ないためちょっと不安」といった声もありました。
- リソース管理が厳格な分制限に引っかからないか不安
- まだまだ稼働実績が少ないためちょっと不安
- ネットで検索しても(エックスサーバーのことがヒットして)見つかりづらい
また2022年の前半に少し大きめのサーバー障害発生が発生して、TwitterなどのSNSでも障害発生時は「安定性が売りなのに・・・」といった少し不安の声が挙がっていました。
当時の障害については再発防止の対策も発表されていますので、今後の安定運営に期待です。
『シンレンタルサーバー』『wpXブログ』『wpX Speed』障害復旧のお知らせ 2/2
詳細につきましては、公式サイトにて後ほど別途ご報告させていただきます。
大変なご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
— シンレンタルサーバー【公式】 (@shin__pr) April 10, 2022
シンレンタルサーバーと国内主要レンタルサーバーとの違い
シンレンタルサーバーと国内の有名レンタルサーバーとの違いは下記の通り。
エックスサーバーとほぼ同じスペック・管理画面でありながら、料金的にはロリポップのハイスピードプランよりも安く運用することができるが強みです。
シンレンタルサーバーはこんな人におすすめ
シンレンタルサーバーは下記の様な方におすすめです。プラン変更は可能なので通常のサイトであればベーシックプランで十分です。
- エックスサーバー並みのスペックをより安価に利用したい方
- 過去エックスサーバーを利用したことがある人
- アダルトジャンル(またはグレーゾーン)のサイトを運営するかもしれない方
反面、稼働実績はまだ少ないので、サービスの安定を重視する法人にはエックスサーバーの方がおすすめです。
シンレンタルサーバーのデメリット・注意点
安定性・実績はエックスサーバーよりも弱い
一つ目のデメリットは、安定性・実績はエックスサーバーよりも弱いという点です。
サーバー全体に影響を与えるような最新機能の導入は「先にシンレンタルサーバー」 → 「追ってエックスサーバー」という流れと公式で明記されているのため、今後不具合が起きないとも限りません。
また、事業の継続性・安定性という点でもエックスサーバーに比べるとやや劣ります。例えば、エックスサーバー社が運営していた関連サービス「wpXサーバー(シンレンタルサーバーの前身)」は現在新規受付終了しています。
エックスサーバー株式会社が主サービス「エックスサーバー」を終了する可能性はほぼ0ですが、新規サービス・関連サービスの場合は利用者が想定より少ないなどの利用で終了・縮小される可能性があります。
したがって、より安定性を重要視する企業や初心者には通常のエックスサーバーがおすすめです。
リソースの使いすぎで制限がかかる可能性がある
二つ目のデメリットはリソースの使いすぎで制限がかかる可能性がある点です。
1ユーザー単位でより厳格にCPU・メモリ・転送量管理をしているため、負荷の大きいサイトやドメインの入れすぎ、リソース使いすぎに注意する必要があります。
(※)シンレンタルサーバーに限らず他ユーザーに悪影響を与える使い方をしている場合は何かしらの制限がされる場合があります。
チャット非対応など一部サービスが削られている
三つ目のデメリットは、チャットサポート非対応など一部サービスがエックスサーバーと比べて一部サービスが削られている点です。
具体的には下記の通りです。
シンレンタルサーバー ベーシックプラン |
エックスサーバー スタンダードプラン |
|
---|---|---|
無料ドメイン | 最大1個 | 最大2個 |
チャットサポート | × | ◯ |
WordPressテーマ割引特典 | XWRITE | Snow Monkey, Swell, Emanon Business, XWRITE,LIQUID INSIGHT,Nishiki Pro |
サーバー機能や性能はほとんどエックスサーバーと同じですが、細かい点をみていくと価格が抑えられている分、若干の制限があります。
シンレンタルサーバーの良い点・メリット
ここからは、シンレンタルサーバーを利用するメリットについてご紹介します。
エックスサーバーよりも安く利用できる
一つ目のメリットは、シンレンタルサーバーは月額539円〜とエックスサーバー(月額990円〜)もよりも450円ほど安価に使える点です。
サーバー性能・機能もエックスサーバーとほぼ同じです。エックスサーバーに慣れていて、より安価に利用したいというニーズに応えられるのは大きなメリットです。

シンレンタルサーバーとエックスサーバーの価格比較
アダルトジャンルのサイトが運営可能
二つ目のメリットは、アダルトジャンルのサイトが運営可能という点です。
エックスサーバーはアダルトジャンルのサイトの運営が禁止なのに対して、シンレンタルサーバーは運営許可されています。
アダルトサイトの運営は可能ですか?
はい、可能です。ただし、無修正・児童ポルノなど、法令又は公序良俗に反する内容は禁止しております。詳しくは「シンレンタルサーバー利用規約」をご参照ください。
よくある質問 - アダルトサイトの運営は可能ですか? | シンレンタルサーバー
「アダルトは運営しないよ」という方でも肌の露出の激しい画像やグッズ・マッチングアプリ系など、アダルト系と判断されると規制対象になる場合があります。
グレーゾーンになりそうなら、最初からアダルト許可のサーバーを選んでおいた方が無難です。
アダルトジャンルが許可されているレンタルサーバーには他に、mixhostやカラフルボックスなどもありますが、シンレンタルサーバーは特に安価に利用できます。
シンレンタルサーバー ベーシックプラン |
mixhost スタンダードプラン |
カラフルボックス アダルトBOX2プラン |
|
---|---|---|---|
月額費用 | 539円〜 | 1,320円〜 | 1,320円〜 |
※3年契約・定価ベースでの記載
関連【mixhostの評判は?】料金・おすすめプランやデメリット
関連【カラフルボックス】評判やメリット・デメリット
他のユーザーの過負荷の影響を受けにくくWordPressが早い
三つ目のメリットは、CPUやメモリがリソース管理されていているので、他ユーザーの影響を受けにくいという点です。
エックスサーバーと違って、一契約アカウントごとにリソース上限値(メモリやCPUなど)が設定され、他ユーザーの過負荷な使い方の影響を受けにくいメリットがあります。
またWordPress高速実行環境のKUSANAGIの技術を導入(※)しており、WordPressサイトの表示速度も期待できます。
※なお、通常プランでは、リソース上限値は設定されているものの、リソース保証(最低限使えるリソースの保証値)はされていません。リソース保証はリザーブドプランで対応されています。
管理画面はエックスサーバーと同じで使いやすい
四つ目のメリットは、管理画面はエックスサーバーと同じで使いやすいという点です。
WordPressクイックスタート機能により、契約と同時に独自ドメインでWordPressブログを開設できるため、初心者でもつまづくことなく始められます。
エックスサーバーを利用したことがある人に馴染みがある操作感になっています。

シンレンタルサーバー 管理画面
シンレンタルサーバーの始め方・WordPress開設手順
ここからは、シンレンタルサーバーの契約から、独自ドメインでWordPressインストールまでの手順を説明します。
シンレンタルサーバーを契約する
シンレンタルサーバーの公式サイトに移動して、お申し込みボタンをクリックします。
初めてご利用のお客様を選択します。
サーバー契約内容を入力します。
取得したい独自ドメイン情報を入力します。
WordPressインストール情報を入力します。
シンレンタルサーバーの管理アカウント(シンアカウント)を入力します。
クレジットカード情報を入力。利用規約に同意して次に進みます。
先ほど入力したメールアドレス宛にメールが来るので、メールアドレスに記載の6桁のコードをコピーします。
メールアドレスに記載の6桁のコードを貼り付けて次に進みます。
内容を確認して次に進みます。
電話認証画面に移動します。電話番号を入力して認証コードを取得します。
SMSの場合、ショートメールがくるので記載のコードをメモします。
SMSに記載されている番号を入力して次に進みます。
契約完了。いったん閉じます。
シンアカウント管理画面です。特にここで何か操作は必要ありませんが、「サーバー管理」ボタンをクリックすると、各種サーバー設定ができますので覚えておきましょう。
サーバー管理画面です。ここからメールアドレス作成や各種技術的な設定をすることができます。
それでは、WordPressのインストールが完了したら、早速WordPressにログインしましょう。
WordPressにログインする方法
WordPressにログインするには、「http(s)://WordPressをインストールしたドメイン名/wp-admin/」でアクセスします。
http(s)://WordPressをインストールしたサイトのURL/wp-admin/
(例. https://xxxx.xxx/wp-admin/)
管理画面URLにアクセスすると下記のログイン画面が表示されます。サーバー契約時に入力したWordPressのユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードを入力するとログインできます。
開設してすぐにWordPressにアクセスすると、下記のような「この接続ではプライバシーが保護されませんというエラー画面」、または「無効なURL」と表示されますが、気にしなくてOKです。
通常1時間〜2,3時間くらい経過すると反映されるようになるので、しばらく待ってから再度アクセスしてみましょう。


下記のような管理者画面が表示されればOKです。
WordPressの使い方は「【総まとめ版】初心者向けWordPress(ワードプレス)の使い方」をご参照ください。
まとめ
まとめです。今回は、シンレンタルサーバーの評判やメリット・デメリットをご紹介しました。
シンレンタルサーバーはエックスサーバーとほぼ同等の性能を持ち、エックスサーバーより安価に運用したい個人におすすめです。
一方WordPress初心者や安定性・実績重視の法人なら、通常のエックスサーバーがおすすめです。
いずれにしてもサーバーはどちらも高速高性能なので、どちらを選んでも快適なサイト運営ができると思います。
なお、そのほかのおすすめレンタルサーバーは「レンタルサーバーおすすめ比較13選・WordPress高速対応」をご参照ください。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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