マイクラには、友達と手軽にマルチプレイを楽しみたいユーザー向けに、Realms(レルムズ)と呼ばれる公式提供のサーバーサービスがあります。
Realmsを利用すると最大自分を含めて11人でのマルチプレイが可能です。
しかし、マルチサーバーの構築には外部のレンタルサーバーを使う方法もあるので、レンタルサーバーと比較して、どんなメリット・デメリットがあるのか分からない方も多いのではないでしょうか。
本記事ではRealmsサーバーの特徴、料金やメリット・デメリットを解説します。
本記事は2024年3月時点に執筆した内容です。閲覧時期によって情報が古くなっている場合がございますのであらかじめご了承ください。
Realms(レルムズ)サーバーとは?
Realms(レルムズ)は、マインクラフトの公式が提供しているサーバーサービスです。
導入することで、登録者含め最大11人でのマルチプレイができるようになります。
また、招待したい相手を承認リストに登録すると、契約者自身がオンラインでなくても、登録されたユーザーはいつでもワールドにアクセスできるようになります。
Realmサーバーの導入手続きは数分ででき、ゲーム内でサーバー管理ができるので、初心者にも扱いやすいサービスと言えます。
なお、RealmsにはJava版・統合版合わせて3つの料金プランがあります。
統合版 | Java版 | ||
---|---|---|---|
プラン名 | REALMS | REALMS PLUS | REALMS |
料金 | 3.99ドル | 7.99ドル | 7.99ドル |
プレイヤー数 | 登録者 + 2人 | 登録者 + 10人 | 登録者 + 10人 |
マーケットプレイス特典 | なし | 150種類を超えるマーケットプレイスパックが無料で使える特典付き | なし |
Java版では選択できるプランが1つしかありませんが、統合版では少人数(〜3人)で遊びたい方向けの「REALMS」と、最大11人まで遊べて、マーケットプレイス特典も付いてくる「REALMS PLUS」のいずれかが選択できます。
Realmsサーバーを使うメリット
Realmsサーバーを使うメリットは大きく5つあります。
- 簡単にセットアップできる
- 最大11人までのユーザーとマルチプレイできる
- シングルプレイのワールドデータを移行できる
- Switch版やPS版など全ての機種で参加できる
- 150種類を超えるマーケットプレイスパックが無料で使えるようになる(Realms Plus限定)
簡単にセットアップできる
1つ目は、簡単にセットアップできるという点です。
Realmsはマインクラフトの公式サーバーであり、ゲーム画面から直接サーバーの契約や管理が可能です。
外部サーバーの場合、パソコンからサービスの公式サイトに別途アクセスし、契約手続きを行う必要があるので、Realmsの方が手軽にセットアップでき、メリットと言えます。
具体的なセットアップの仕方は「公式提供サーバーRealmsでマイクラを始める方法」をご参照ください。
最大11人までのユーザーとマルチプレイできる
2つ目は、最大11人までのユーザーとマルチプレイができるという点です。
Realmsでは、月額7.99ドルで最大11人までのユーザーとマルチプレイが楽しめます。
統合版 | Java版 | ||
---|---|---|---|
プラン名 | REALMS | REALMS PLUS | REALMS |
料金 | 3.99ドル | 7.99ドル | 7.99ドル |
プレイヤー数 | 登録者 + 2人 | 登録者 + 10人 | 登録者 + 10人 |
マーケットプレイス特典 | なし | 150種類を超えるマーケットプレイスパックが無料で使える特典付き | なし |
外部のゲームサーバーを使って10人程度で遊ぶ場合は、1,000円〜3,000円程度(契約期間によって変動)のプランに入る必要があるため、比較的低価格でマルチプレイが楽しめると言えます。
シングルプレイのワールドデータを移行できる
3つ目は、シングルプレイのワールドデータを移行できるという点です。
Realmsでは、シングルプレイですでに作成済みのワールドデータを簡単操作でアップロードできます。
外部サーバーを使用する場合であれば、FTPソフトを使ってワールドデータの移行を行うなど、初心者にとっては難易度がやや高い操作が必要です。
そのため、シングルプレイのワールドデータをマルチサーバーに移行して遊びたいと考えている方は、Realmsがおすすめです。
Switch版やPS版など全ての機種で参加できる
4つ目は、Switch版やPS版など全ての機種で参加できるという点です。
Nintendo SwitchやPS4、Xbox版のマインクラフトユーザーは、公式以外の外部サーバーへの接続が制限されています。
しかし、Realmsであれば、ゲーム機版、スマホ版やPC版など全ての機種で共有や参加ができます。
なお、ゲーム機系でオンラインマルチプレイを楽しむには、オンラインサービスへの加入が必要になる点に注意が必要です。
Nintendo Switchでオンラインマルチプレイを楽しむには、ニンテンドーオンラインへの加入が必要。同様にXboxやPlayStationでも別途料金がかかります。
150種類を超えるマーケットプレイスパックが無料で使えるようになる(Realms Plus限定)
5つ目は、マーケットプレイスにある一部のコンテンツが無料で使えるようになるという点です。
統合版マインクラフトのRealms Plusでは、マーケットプレイスで有料販売されている「世界テンプレート」や「スキンパック」、「テクスチャ」などが無料で使える特典が付いてきます。
これらはJava版のMODのようなものですが、Java版では遊びに行く側もサーバーに入っているMODをダウンロードしたりといった手間がある一方、「世界テンプレート」「テクスチャ」では、招待されたユーザーの方で準備がいりません。
そのため、初心者でも扱いやすく手軽に導入できます。
Realmsサーバーのデメリット・できないこと
Realmsサーバーのデメリット・できないことは以下の通りです。
- 遊べるユーザー数に制限がある
- スペックが細かく選べない
- MODの導入ができない
遊べるユーザー数に制限がある
1つ目は、遊べるユーザー数に制限があるという点です。
Realmsでは手軽にマルチサーバーの構築ができる一方、最も上位版プランでも最大11人までしか遊べないデメリットがあります。
そのため、より大人数で遊びたいと考えているユーザーはサーバー事業者が提供しているゲームサーバーの方がおすすめです。
マイクラにおすすめのゲームサーバーについては以下の記事でまとめているので、こちらもあわせてご覧ください。
MODの導入ができない
2つ目は、MODの導入ができないという点です。
Realmsでは、Minecraft Forgeが入れられないため、MODの導入ができません。
そのため、MODが導入できるゲームサーバーと比べると、サーバーカスタマイズの自由度が低いのがデメリットと言えます。
ただし、サーバー側での導入が不要なMOD(影MODなど)はRealmsでも機能する場合があります。
スペックが細かく選べない
3つ目は、スペックが細かく選べないという点です。
Realmsでは、統合版・Java版あわせて3つのプランしか用意されていません。
統合版 | Java版 | ||
---|---|---|---|
プラン名 | REALMS | REALMS PLUS | REALMS |
料金 | 3.99ドル | 7.99ドル | 7.99ドル |
プレイヤー数 | 登録者 + 2人 | 登録者 + 10人 | 登録者 + 10人 |
マーケットプレイス特典 | なし | 150種類を超えるマーケットプレイスパックが無料で使える特典付き | なし |
特にJava版では、最大11人を想定したプランのみが存在しており、より少人数で遊びたい方には、オーバースペックと感じてしまう可能性があります。
まとめ
今回はマインクラフトの公式サーバーサービスである「Realms」のメリット・デメリットについて解説しました。
Realms(統合版)は、ゲーム機版やスマホ版、PC版など全ての機種で共有・参加ができるのが特徴です。
また、外部のサーバーを利用するよりセットアップが簡単なので、手軽にマルチプレイを楽しみたい方は、ぜひ利用の検討をしてみると良いでしょう。
なお、10人を超えてマルチプレイをするにはRealmサーバーでは対応していないため、ConoHa for GameなどのサードパーティのVPSレンタルサーバーを契約する必要があります。
レンタルサーバーについては下記をご覧ください。
【統合版・Java版】マイクラにおすすめレンタルサーバー
ConoHa for Gameマイクラサーバーの立て方・構築方法
LOLIPOP for Gamersマイクラサーバーの立て方・構築方法
今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。