ConoHa for Game
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PCのマイクラデータをConoHaサーバーに移設引っ越しする方法

マイクラでPCのワールドデータをConoHaサーバーに移設する方法
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PC版マインクラフトをシングルプレイで楽しんでいるけど、同じワールドデータで友達と遊びたいとなることがあるかもしれません。

その場合は、マイクラのマルチサーバーを準備し、サーバー上にワールドデータを移設(引っ越し)する必要があります。

今回はConoHa for Game(VPS)で構築したマイクラサーバーにPC版マイクラシングルプレイデータを移行する方法を解説します。

※本記事では、マルチサーバーはすでに構築されている前提で話を進めていきます。ConoHa for Gameでマイクラサーバーを立てる方法については以下をご覧下さい。

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シングルプレイのワールドデータをマルチサーバー(ConoHa for Game)にアップロードする手順

マイクラデータの移設の全体像・注意点

実際の作業を進めていく前に、マイクラデータ移設手順の全体像を把握しておきましょう。

手順としては、まずPC上のワールドデータの保管場所を確認し、次にFTPソフトを使用してマイクラサーバーに接続&PC上のワールドデータをアップロードする流れになります。

シングルプレイのデータをマルチサーバーにアップロードする手順
  • 【STEP. 1】PC上のワールドデータを確認する
  • 【STEP. 2】ConoHa for Gameでサーバー接続の準備をする
  • 【STEP. 3】FTPソフトでサーバーに接続&データをアップロードする
  • 【STEP. 4】マイクラサーバーを起動する
  • 【STEP. 5】サーバーに接続して動作確認する
シングルプレイのワールドデータをマルチサーバー(ConoHa for Game)にアップロードする手順

なお、注意点としては、Java版とBedrock版には互換性がないため、Java版のPCワールドデータを統合版で構築したマイクラサーバーに移設することはできません(その逆も不可)

また、移設した際にワールドデータは引き継げますが、サバイバルモードで遊んでいたワールドでは、今いる位置や自身の所持しているアイテムがリセットされるため、必要なアイテムはチェストの中に入れておきましょう。

【STEP. 1】PC上のワールドデータを確認する

まずPC上のワールドデータを確認しましょう。Java版と統合版のワールドデータの保存先はそれぞれ以下の通りです。

Java版のワールドデータ保存先

Java版マインクラフトの保存先はWindows・Macにおいて以下のディレクトリ内に保存されています。

Windows PCにおけるワールドデータ保存先

■保存先

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\.minecraft\saves

■保存先へのアクセス方法

エクスプローラーを開き、上部バーにパスを入力します。

エクスプローラーを開き、上部バーにパスを入力

ワールドデータが表示されます。

Windows上のマインクラフトデータ保存先

Mac PCにおけるワールドデータ保存先

■保存先

/Users/{ユーザー名}/Library/Application Support/minecraft/saves

■保存先へのアクセス方法

Finderを開き、「移動>フォルダへ移動」をクリックします。

移動>フォルダへ移動

上部バーにパスを入力します。

上部バーにパスを入力

ワールドデータが表示されます。

Mac上のマインクラフトデータ保存先

Java版ではフォルダ名からどのワールドのデータが保管されているのか判断できます(後述の統合版では一見わからないので注意)

Java版では、フォルダ名からどのワールドのデータが保管されているのか判断できる

統合版のワールドデータ保存先

統合版のワールドデータは以下のディレクトリに保存されています。
※統合版はMacではプレイ不可のためWindows PC版のみ解説します。

Windows PCにおけるワールドデータ保存先

■保存先

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Packages\Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe\LocalState\games\com.mojang\minecraftWorlds

保存先へのアクセス方法

エクスプローラーを開き、上部バーにパスを入力します。

エクスプローラーを開き、上部バーにパスを入力

ワールドデータが表示されます。

統合版マインクラフトのデータ保管先

統合版ではフォルダ名からは、どのワールドのデータが保管されているのか判断できませんが、フォルダ内の「levelname」ファイルをメモ帳で開くことで確認できます。

「levelname」テキストファイルからワールドの名前を確認できる

【STEP. 2】ConoHa for Gameでサーバー接続の準備をする

ワールドデータの保存場所が確認できたら、ConoHa for Game側で作業を行なっていきます。

ConoHa for Gameのゲームテンプレートでは、デフォルトではセキュリティの観点からSSH接続ができないようになっています。

まずはSSH用のセキュリティグループの追加(ポート解放)とSSHサービスの起動が必要です。

※なお、本記事では、マルチサーバーはすでに構築されている前提で話を進めていきます。

ConoHa for Gameでマイクラサーバーの構築がお済みでない方は以下をご覧下さい。

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セキュリティ設定・SSH有効化する

まずはConoHa for Gameのコントロールパネルにアクセスしましょう。

https://www.conoha.jp/login

ConoHaのログイン画面が開いたら、メールアドレスとパスワードを入力してログインします。

メールアドレスとパスワードを入力してログイン

上部タブを「GAME」に切り替え、「サーバー」をクリックします。

上部タブを「GAME」に切り替え、「サーバー」をクリック

契約中のサーバーリストが表示されるので、接続したいサーバーのネームタグをクリックします。

接続したいサーバーのネームタグをクリック

「ネットワーク情報」の隠しメニューを開き、「セキュリティグループ」のところにある鉛筆アイコン(編集アイコン)をクリックします。

「セキュリティグループ」のところにある鉛筆アイコン(編集アイコン)をクリック

「+(追加)」アイコンをクリックします。

「+(追加)」アイコンをクリック

セキュリティグループが追加できるので、「IPv4v6-SSH」を選択して保存します。

「IPv4v6-SSH」を選択して保存

以上で、セキュリティグループが追加できました。

SSHサーバー(SSHサービス)の起動

セキュリティグループの追加ができたら、SSHサーバーを起動します。

ゲームサーバー上部にある「管理画面」をクリックします。

「管理画面」をクリック

別タブでMinecraft Managerが立ち上がります。ユーザー名(root)とパスワード(※契約時に入力したrootのパスワード)を入力してログインします。

マインクラフトマネージャーへのログイン

SSHサーバーのところで「起動」をクリックします。

SSHサーバーのところで「起動」をクリック

これでマイクラサーバーに接続するための環境が整いました。

Minecraftサーバーを停止する

次に、ワールドの移設作業中にサーバーにアクセスされないよう、同じくマインクラフトマネージャー画面で、Minecraftサーバー機能を一旦停止しましょう。

Minecraftサーバーを一旦停止します

【STEP. 3】FTPソフトWinSCPでデータをサーバーにアップロードする

続いてFTPソフトWinSCPを使ってデータをサーバーにアップロードしましょう。

WinSCPをインストールする

WinSCPがまだインストールされていない場合は、下記の手順でインストールできます。

※Mac OSのパソコンではWin SCP利用不可のためご注意ください。
Mac OSの場合は、FileZillaなど他のFTPソフトを利用しつつ、ターミナルからパーミッション設定などする必要がありますがここでは割愛します。Windows PCをお持ちの方はワールドデータをMac→WindowsのデスクトップなどにコピーしてからWindows PCで作業すると楽です。

以下のURLをクリックします。

https://winscp.net/eng/download.php

「Download WinSCP」をクリックします。

「Download WinSCP」をクリック

WinSCPのセットアップファイルがダウンロードフォルダ内にダウンロードされるので、ダブルクリックして開きます。

WinSCPのセットアップファイルをダブルクリック

「すべてのユーザー用にインストール」をクリックします。

「すべてのユーザー用にインストール」をクリック

「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という画面が表示されるので、「はい」をクリックします。

使用許諾契約書の中身を確認し、「許諾」をクリックします。

「許諾」をクリック

「標準的なインストール」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

「標準的なインストール」にチェックを入れて「次へ」をクリック

「コマンダー」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

「コマンダー」にチェックを入れて「次へ」をクリック

「インストール」をクリックします。

「インストール」をクリック

以上でWinSCPがインストールされました。

WinSCPのインストール完了画面

WinSCPでサーバーに接続する

WinSCPがインストールできたら、サーバーに接続しましょう。

サーバーに接続するまでの手順はJava版・統合版ともに同じです。

WinSCPを起動します。

WinSCPを起動します。

WinSCPが起動したら、ホスト名とユーザー名、パスワードを入力してログインします。

ホスト名とユーザー名、パスワードを入力してログインします。
ホスト名サーバーのIPアドレスを入力
IPアドレスの確認場所
ユーザー「root」と入力する
パスワードサーバー作成時に設定した「rootパスワード」を入力

初回アクセス時は下記のようなワーニング画面が表示される場合がありますが、「承認」をクリックします。

WinSCPサーバーアクセス時のワーニング画面

以上で、サーバーにログインできました。(左側がPC側のウインドウ、右側がサーバー側のウインドウです。)

WinSCPの画面の見方(左側がPC側のウインドウ、右側がサーバー側のウインドウ)

ワールドデータのアップロード&権限を設定する

Java版と統合版でワールドデータのアップロード先が異なります。

以下ではワールドデータのアップロード手順をJava版・統合版に分けて解説します。

なお、移設した際にワールドデータは引き継げますが、サバイバルモードで遊んでいたワールドでは、今いる位置や自身の所持しているアイテムがリセットされるため、必要なアイテムはチェストの中に入れておきましょう。

位置に関しては、サーバー接続後、拠点に戻ってこれるよう座標をメモしておきましょう。

■統合版の座標確認画面(※座標設定をオンにしている必要あり)

拠点の座標をメモしておく(統合版画面)

Java版の場合

PC側ウィンドウの上部バー(現在のディレクトリのパスが表示されているバー)をダブルクリックします。

PC側ウィンドウの上部バー(現在のディレクトリのパスが表示されているバー)をダブルクリック

ワールドデータ保存先のURLを入力し「開く」をクリックします。

これで左側にシングルプレイのワールドデータが表示されます。

シングルプレイのワールドデータ

続いて、サーバー側ウィンドウでは、ワールドデータアップロード先へ移動します。

サーバー側ウィンドウの上部バーをダブルクリックします。

サーバー側ウィンドウの上部バーをダブルクリック

/opt/minecraft_server/」と入力し、「開く」をクリックします。

「/opt/minecraft_server/」を開く

そうすると、様々なフォルダが格納されたディレクトリが開きますが、この中の「world」フォルダがJava版マインクラフトのワールドデータ用ディレクトリです。

「world」ディレクトリの中にJava版マインクラフトのワールドデータが格納されている

既存のワールドデータをこれからアップロードするワールドに差し替えるには、新たにアップロードするワールドの格納フォルダの名前を「world」としてあげる必要があります

アップロードしたいワールドデータを、左から右にドラッグ&ドロップします。

アップロードしたいワールドデータを、左から右にドラッグ&ドロップ

元々「world」となっていたフォルダの名前を「world」以外の任意の名前に変更します。(本例では「world-org」に変更。)

元々「world」となっていたディレクトリの名前を変更する(「world」以外なら何でもOK)

新たにアップロードしたワールドデータのフォルダ名を「world」に変更します。

新たにアップロードしたワールドデータのディレクトリ名を「world」に変更

これでワールドデータがアップロードできました。

次にアップロードしたフォルダのグループ・所有者を「minecraft」に変更してあげる必要があります。(※グループ・所有者を変更しないとマインクラフトが正しく動作しません。

アップロードしたフォルダの上で右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

「プロパティ」をクリック

所有権とグループを「minecraft」に変更し、「所有権・グループ・パーミッションを再起的に設定する」にチェックを入れた後で、「OK」をクリックします。

以上でJava版の移設作業は完了です。

統合版の場合

PC側ウィンドウの上部バー(現在のディレクトリのパスが表示されているバー)をダブルクリックします。

PC側ウィンドウの上部バー(現在のディレクトリのパスが表示されているバー)をダブルクリック

ワールドデータ保存先のURLを入力し「開く」をクリックします。

ワールドデータ保存先のURLを入力し「開く」をクリック

これで左側にシングルプレイのワールドデータ格納フォルダが表示されます。

シングルプレイのワールドデータ格納フォルダ

続いて、サーバー側ウィンドウでは、ワールドデータアップロード先へ移動します。

サーバー側ウィンドウの上部バーをダブルクリックします。

サーバー側ウィンドウの上部バーをダブルクリック

/opt/minecraft_be_server/worlds/」と入力し、「開く」をクリックします。

「/opt/minecraft_be_server/worlds/」と入力し、「開く」をクリック

この中の「Bedrock level」フォルダが統合版版マインクラフトのワールドデータ用ディレクトリです。

「Bedrock level」フォルダが統合版版マインクラフトのワールドデータ用ディレクトリ

既存のワールドデータをこれからアップロードするワールドに差し替えるには、新たにアップロードするワールドの格納フォルダの名前を「Bedrock level」としてあげる必要があります

アップロードしたいワールドデータを、左から右にドラッグ&ドロップします。

シングルプレイのワールドデータをアップロード

統合版ではフォルダ名からは、どのワールドのデータが保管されているのか判断できません。

どのフォルダ内に該当のワールドデータが格納されているのか確認するには、フォルダの中にある「levelname」ファイルをメモ帳で開きましょう。

「levelname」テキストファイルからワールドの名前を確認できる

元々「Bedrock level」となっていたフォルダの名前を「Bedrock level」以外の任意の名前に変更します。(本例では「Bedrock level-org」に変更。)

「Bedrock level」となっていたフォルダの名前を変更

新たにアップロードしたワールドデータのフォルダ名を「Bedrock level」に変更します。

新規でアップロードした
ワールドデータ格納ディレクトリの名前を「Bedrock level」に変更する

次にアップロードしたフォルダのグループ・所有者を「minecraft」に変更する必要があります。

アップロードしたフォルダの上で右クリック、「プロパティ」をクリックします。

「プロパティ」をクリック

所有権とグループを「minecraft」に変更し、「所有権・グループ・パーミッションを再起的に設定する」にチェックを入れた後で、「OK」をクリックします。

フォルダのパーミッションを変更する

以上で統合版の移設作業は完了です。

【STEP. 4】マイクラサーバーを起動する

サーバーへのアップロード作業が完了したら、ConoHa for Gameのマインクラフトマネージャーから「Minecraftサーバー」を起動しましょう。

Minecraftサーバーを起動します

また、後述の「【STEP. 5】サーバーに接続して動作確認する」でうまくワールドデータが移設できたことを確認したら、セキュリティを考慮してマインクラフトマネージャーのSSHサーバーを停止しておきましょう。

SSHサーバーを停止

【STEP. 5】サーバーに接続して動作確認する

最後にサーバーに接続して動作確認をしましょう。

Java版のマイクラサーバー接続方法

MINECRAFT Java Edition(Java版)に対して、「プレイ」ボタンをクリックします。

「プレイ」ボタンをクリック

Java版のマインクラフトが起動したら「マルチプレイ」をクリックします。

「マルチプレイ」をクリック

「サーバーを追加」をクリックします。

「サーバーを追加」をクリック

任意のサーバー名を付けて、サーバーアドレスにConoHa for GameのサーバーIPアドレスを入力して「完了」をクリックします。

「サーバーに接続」をクリックします。

「サーバーに接続」をクリッ

これでマイクラサーバーに入れました。

クリエイティブモードで遊んでいたワールドデータでは、位置情報がリセットされることなく、ワールドに入れます。

クリエイティブモードで遊んでいたワールドデータでは、位置情報がリセットされることなく、ワールドに入れる

統合版のマイクラサーバー接続方法

MINECRAFT for Windows(統合版)に対して、「プレイ」ボタンをクリックします。

Minecraft ランチャーを立ち上げます。Windows(統合版)でプレイを選択します。

統合版のマインクラフトが起動したら「プレイボタン」をクリックします。

統合版が起動したらプレイボタンをクリックします。

「サーバー」タブを選択します。

サーバーを選択します。

「サーバーを追加」ボタンをクリックします。

サーバーを追加ボタンをクリックします。

任意のサーバー名を付けて、サーバーアドレスにConoHa for GameのサーバーIPアドレスを入力して「プレイ」ボタンをクリックします。

サーバーIPアドレスを入力してプレイボタンをクリックします。

※サードパーティ製のオンラインサーバー云々といった警告が出た場合はそのまま「続ける」を選択してください。

移設したマイクラワールドに入れました。

移設したマイクラワールド

なお、サバイバルモードで遊んでいたワールドデータでは、位置情報・所持しているアイテムがリセットされています

そのため、座標をもとに自身の拠点に戻るようにしましょう。

座標をもとに自身の拠点に戻る

まとめ

今回はPC版マインクラフトのシングルプレイで遊んでいたデータをマルチサーバー(ConoHa for Game)上にアップロードする方法をJava版、統合版ごとに解説しました。

シングルプレイのワールドデータをマルチサーバー(ConoHa for Game)にアップロードする手順

これまでシングルプレイで遊んでいたワールドで友達とマルチプレイがしたくなったら、本記事で解説している方法でワールドデータをアップロードしてみて下さい。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございます。

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まつもとけい
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週末は子どもと一緒にマイクラ・ゼルダなどプレイして遊び中。 このサイトでは、ゲームサーバー構築系を中心のノウハウを中心にご紹介しています。
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